フランス語特殊研究2

博士前期課程言語科学研究科

MFLG8020

コース情報

担当教員: 木島 愛

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

50%

授業参加

50%

詳細情報

概要

語彙文法理論を中心とした慣用表現に関する分析についての研究書や研究論文を精読しながら,「凝結表現(慣用表現)」の分析の有効性を理解し,多言語比較や言語教育などの様々な分野,領域への適用方法を考える.

目標

1)慣用表現などの言語現象を考察し,分析方法を理解する 2)精読を通じて学術フランス語の読解力を養う 3)語彙文法理論の他分野への応用など,有効性を考える

授業外の学習

講義で使用する研究書及び研究論文などのテキストに関して,事前に指定された部分を要約した上で授業に出席する.詳細は授業内で指示する.

所要時間: 予習時間として4〜5時間程度が期待される.

スケジュール

  1. 前置詞述語 形態論的問,locution prépositive ※受講生の興味関心,進捗状況により下記のテーマの回数及び一部の内容は変更する可能性がある.
  2. 現働化と支持動詞(1) 動詞,名詞の現働化と支持動詞
  3. 現働化と支持動詞(2) 形容詞,前置詞の現働化
  4. 限定辞 限定辞の役割,限定辞の類型論
  5. 凝結(1) 一般的特性,凝結動詞
  6. 凝結(2) 構造的特性,凝結の範囲
  7. 出来事を表す表現 言語的定義と分析パラメータ
  8. 動作を表す表現 概念の定義,様態,動作の分類
  9. 状態を表す表現 特性述語,一時的状態,状況的状態
  10. 副詞 批判的考察,複合副詞
  11. 従属節と状況補語 古典的分析,接続詞相当句と前置詞相当句
  12. 目的と原因を表す状況表現(1) 目的性と共通特性,場所,指向性述語,感情を表す述語
  13. 目的と原因を表す状況表現(2) 原因性,faireの「原因」
  14. 辞書の構造化と総括的まとめ

教科書

授業時に必要に応じて印刷物を配布する.また,受講生の興味・関心によりテキストを変更する可能性がある.

    参考書

    授業時に随時指示する.

      © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.