意味論基礎
博士前期課程言語科学研究科
MFLG6020
コース情報
担当教員: 加藤 孝臣
単位数: 4
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水3, 水4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
50%
小テスト等
30%
詳細情報
概要
本科目では意味論および統辞法と意味のインターフェイスの研究における重要な概念,現象について学びます。取り上げるトピックは,動詞の分類,主題関係,修飾,時制と相,否定と作用域,数量詞と作用域,束縛変項としての代名詞,焦点と前提,エンパシー,集合論の基本的概念,元位置のwh,などです。 授業は受講生によるテキストの分担発表を中心に進めます。
目標
意味論および統辞法と意味のインターフェイスの研究における基礎的な知識を修得する。
授業外の学習
・テキストの指定された箇所を事前に精読し,要点・疑問点をまとめておく。また,関連する文献にも目を通し,テキストに書かれている事柄について理解を深めておく。 ・授業後,テキストを再読し,授業で学習した事柄について理解を定着させる。 ・発表の準備をする。
所要時間: 380分
スケジュール
- (※以下のスケジュールは授業の進捗状況等により変更になる場合があります) イントロダクション
- 意味論とは?；語彙意味論(1)(動詞の分類,等)
- 語彙意味論(2)(主題関係,統語構造への写像,等)
- 語彙意味論(3)(修飾)；論理的意味(1)(時制と相)
- 論理的意味(2)(否定と作用域,数量詞と作用域の相互作用,等)
- 論理的意味(3)(束縛変項としての代名詞,不透明性)；情報構造(1)(焦点と前提,Yes-No疑問文における焦点と前提,等)
- 情報構造(2)(焦点と結びつく小辞,叙実的述語と前提,等)；話者の視点
- Set theory (1)(basic concepts of set theory)
- Set theory (2)(relations and functions)
- Set theory (3)(properties of relations)
- Logical Form (1)(the syntax-semantics interface,the syntax of scope,等)
- Logical Form (2)(wh-in-situ,等)
- Quantification and wh-constructions
- まとめ
教科書
添付ファイルを参照。
参考書
授業中に適宜紹介します。