発声発語障害学演習C
博士前期課程言語科学研究科
MFLC7250
コース情報
担当教員: 西脇 恵子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水1
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
50%
レポート
40%
詳細情報
概要
発話の障害の中で,運動障害性構音障害を取り上げます。 発話の仕組みは複雑で,小さいたくさんの筋や神経がかかわっています。 障害を知るには,まずその仕組みを知ることが必要で,リハビリテーションはその知識の上に成り立ちます。 授業では,座学のほかに,実際の手技についてはお互いでやってみる相互実習も含まれます。積極的な参加を望みます。
目標
運動障害性構音障害について,その機序を理解し,原因と現症に応じたリハビリテーションを計画し,遂行できるための知識を持つことを目標とします。
授業外の学習
復習は必要だと思います。
所要時間: 285分
スケジュール
- ユニット1:オリエンテーションおよび発声発語器官の生理学 授業の進め方についての説明 発声発語器官の仕組みについて 発声発語器官の生理学的知識を説明する
- ユニット2:発声発語器官の解剖 発声発語にかかわる筋や神経について理解する
- ユニット3:運動障害性構音障害の原因疾患と症状 運動障害性構音障害の原因疾患について理解し,症状について理解する
- ユニット4:運動障害性構音障害の評価1 運動障害性構音障害の評価について理解し,説明する
- ユニット5:運動障害性構音障害の評価2 運動障害性構音障害の評価について理解し,説明する
- ユニット6:運動障害性構音障害のリハビリテーション(リハビリテーションの概念および運動障害に対する対応) 運動障害性構音障害のリハビリテーションの概念について説明し,運動障害の対応について説明する
- ユニット7;運動障害性構音障害のリハビリテーション(呼吸リハビリテーション) 呼吸リハビリテーションについて理解し,その方法を説明できる
- ユニット8:運動障害性構音障害のリハビリテーション(EPG) Electropalatogramについて理解し,説明する
- ユニット9:運動障害性構音障害のリハビリテーション(口腔内装置) 口腔内装置について理解し説明できる
- ユニット10:運動障害性構音障害のリハビリテーション(AAC) コミュニケーションの代替手段について理解し説明できる
- ユニット11:運動障害性構音障害のリハビリテーション(評価のまとめと計画) 運動障害性構音障害のリハビリテーションの計画を理解し,企画できる。
- ユニット12:運動障害性構音障害のリハビリテーション(疾患別のリハ:脳血管障害) 脳血管障害を原因とする運動障害性構音障害のリハビリテーションについて理解し説明できる
- ユニット13:運動障害性構音障害のリハビリテーション(疾患別のリハ:筋・神経疾患) 筋・神経疾患を原因とする運動障害性構音障害のリハビリテーションについて理解し説明できる
- ユニット14:運動障害性構音障害のリハビリテーション(疾患別のリハ:他の疾患)他の疾患を原因とする運動障害性構音障害のリハビリテーションについて理解し説明できる
教科書
すべて教科書に沿って授業を進めるわけではありませんが,テキストは持っていたほうが良いと思います
発声発語障害学 第3版(標準言語聴覚障害学)
著者: 城本修・原由紀編
出版社: 医学書院,2021年
参考書
書籍情報はありません。