聴覚障害学演習B
博士前期課程言語科学研究科
MFLC7220
コース情報
担当教員: 伊集院 亮子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
レポート
詳細情報
概要
春学期に引き続き,聴覚障害児に対する聴覚検査法及び指導法の実際を学ぶための実習。 検査法実習では,聴覚障害の臨床で用いられる検査の施行法をグループワークの実習を通して学び,検査記録を作成する。 指導実習では,聴覚障害児への指導計画を立案し,それに基づき訓練を実施する。実習終了後にケースカンファレンスを行い,実習記録を作成する。また,聴力検査を実施し,小児の検査の実際を学び,検査記録を作成する。 聴覚障碍者当事者の話を聞き,懇談の機会を持つ。 学期末にケースレポートを作成する。 登録は言語聴覚研究コース院生に限定する。
目標
1)成人及び小児の聴覚検査法を習得する。 2)聴覚障害児の言語臨床の一連の流れを学ぶ。(対象児の評価,指導計画案の作成,準備,実際の訓練,訓練後の評価など) 3)聴覚障害児への聴覚言語指導の実際を学ぶ。 4)聴覚障害への理解を深め,よりよい指導について洞察する。 5)聴覚障害児のケースレポートのまとめ方を学ぶ。
授業外の学習
1)学生同士のグループワークで,種々の聴覚検査法の実習を行う。 2)聴覚障害児の指導計画を立案し,教員のスーパーバイズを受け,必要なら計画案を修正する。 3)実習後に実習記録を作成し,教員に提出する。記録作成時間としては2時間程度を要す。 4)担当した聴覚障害児のケースレポートを作成する。レポート作成には5~6時間程度必要である。
所要時間: 240分
スケジュール
- オリエンテーション,聴覚障害の言語指導法 *以下は実習協力者の都合や状況により変更の可能性がある。
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(1)
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(2)
- 聴覚検査法(1)閾値上聴力検査
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(3)
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(4)
- 聴覚検査法(2)その他の聴力検査(耳鳴検査,小児の困難事例など)
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(5)
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(6)
- 聴覚障害当事者(ゲストスピーカー)を招いて体験談を聞き,質疑を行う
- 聴覚障害児の療育の実際について講義
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(7)
- 聴覚障害児の言語指導法の実際(8)
- 聴覚障害児の言語指導法のまとめ
教科書
随時紹介する
聴覚検査の実際 改定4版
著者: 日本聴覚医学会編
出版社: 南山堂・2017年
参考書
随時紹介する
〈標準言語聴覚障害学〉聴覚障害学第3版
著者: 城間将江他編
出版社: 医学書院・2021年