言語発達障害学演習B

博士前期課程言語科学研究科

MFLC7200

コース情報

担当教員: 原 惠子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

25%

レポート

30%

その他

指導担当者は事前に指導計画案を作成し,提出する。指導後の指導記録を作成して提出する。観察者は,観察記録を作成して提出する。

25%

詳細情報

概要

言語発達の遅れやつまずきのある幼児・児童の実習指導。言語・コミュニケーションに困難を持つ子どもの評価を行い,その結果から,障害仮説を構築し,それに基づいて指導計画をたて,指導を行う。指導後のカンファレンスにおいてディスカッションを通して,仮説,指導計画,指導の実際について検討を行なう。また,保護者に対して,毎回の指導についてフィードバックを行なう。以上の言語臨床の一連の流れを経験することを目的としている。受講生は,指導担当者と観察者にわかれ,順次,役割を交代して行う。指導担当者は,実習前に計画案を作成し,教員の指導を受け,修正を行い,完成させる。指導後に,指導記録を提出する。観察者は,実習指導を観察して,観察記録を提出する。学期末に,指導ケースのケースレポートを作成する。 登録は,言語聴覚研究コース院生に限る。

目標

1)対象児の障害に対する基礎知識を習得する。 2)対象児に対して,適切な検査・評価法を選択し,実施することができる。 3)障害の特性,検査・評価法に対する知識をもとに,対象児の問題に関する障害仮説を立てることができる。 4)障害仮説に基づき,指導計画を立案できる。 5)指導計画に基づき,臨床指導を行なうことができる。 6)指導記録を作成できる。 7)臨床観察の視点を養い,観察記録を作成できる。 8)ケースレポートを作成できる。

授業外の学習

指導担当者は以下のことを行なう。 1)指導計画を立案する。 2)計画案に対して,担当教員のスーパーバイズを受ける。 3)計画案の修正,教材の準備を行なう。 4)指導記録を作成する。 観察者は以下のことを行なう。 1)観察記録を作成する。 その他 1)関連する文献,資料を読み,障害,検査・評価法についての知識を深める。 2)ケースレポートの作成。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 指導対象児の言語発達の様子を分析しながら適宜進める。(以下同じ)
  2. 実習1 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  3. 実習2 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  4. 実習3 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  5. 実習4 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  6. 実習5 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  7. 実習6 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  8. 実習7 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  9. 実習8 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  10. 実習9 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  11. 実習10 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  12. 実習11 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  13. 実習12 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
  14. 実習13 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)

教科書

実習協力者の障害特性に合わせ,適宜,授業内で案内する。

    参考書

    • 言語発達障害学(第3版)

      著者: シリーズ監修:藤田 郁代 編集:深浦 順一/藤野博/石坂郁代

      出版社: 医学書院 2021

    • 言語発達障害学(第2版)

      著者: 石田宏代・石坂郁代 編著

      出版社: 医歯薬出版 2016

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