言語発達障害学演習B
博士前期課程言語科学研究科
MFLC7200
コース情報
担当教員: 原 惠子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
指導担当者は事前に指導計画案を作成し,提出する。指導後の指導記録を作成して提出する。観察者は,観察記録を作成して提出する。
詳細情報
概要
言語発達の遅れやつまずきのある幼児・児童の実習指導。言語・コミュニケーションに困難を持つ子どもの評価を行い,その結果から,障害仮説を構築し,それに基づいて指導計画をたて,指導を行う。指導後のカンファレンスにおいてディスカッションを通して,仮説,指導計画,指導の実際について検討を行なう。また,保護者に対して,毎回の指導についてフィードバックを行なう。以上の言語臨床の一連の流れを経験することを目的としている。受講生は,指導担当者と観察者にわかれ,順次,役割を交代して行う。指導担当者は,実習前に計画案を作成し,教員の指導を受け,修正を行い,完成させる。指導後に,指導記録を提出する。観察者は,実習指導を観察して,観察記録を提出する。学期末に,指導ケースのケースレポートを作成する。 登録は,言語聴覚研究コース院生に限る。
目標
1)対象児の障害に対する基礎知識を習得する。 2)対象児に対して,適切な検査・評価法を選択し,実施することができる。 3)障害の特性,検査・評価法に対する知識をもとに,対象児の問題に関する障害仮説を立てることができる。 4)障害仮説に基づき,指導計画を立案できる。 5)指導計画に基づき,臨床指導を行なうことができる。 6)指導記録を作成できる。 7)臨床観察の視点を養い,観察記録を作成できる。 8)ケースレポートを作成できる。
授業外の学習
指導担当者は以下のことを行なう。 1)指導計画を立案する。 2)計画案に対して,担当教員のスーパーバイズを受ける。 3)計画案の修正,教材の準備を行なう。 4)指導記録を作成する。 観察者は以下のことを行なう。 1)観察記録を作成する。 その他 1)関連する文献,資料を読み,障害,検査・評価法についての知識を深める。 2)ケースレポートの作成。
所要時間: 190分
スケジュール
- 指導対象児の言語発達の様子を分析しながら適宜進める。(以下同じ)
- 実習1 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習2 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習3 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習4 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習5 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習6 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習7 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習8 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習9 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習10 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習11 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習12 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
- 実習13 (指導計画案作成,指導,観察,振り返り)
教科書
実習協力者の障害特性に合わせ,適宜,授業内で案内する。
参考書
言語発達障害学(第3版)
著者: シリーズ監修:藤田 郁代 編集:深浦 順一/藤野博/石坂郁代
出版社: 医学書院 2021
言語発達障害学(第2版)
著者: 石田宏代・石坂郁代 編著
出版社: 医歯薬出版 2016