言語発達障害学演習Ａ

概要

言語発達の遅れやつまずきのある幼児・児童に対する言語指導の臨床実習。言語・コミュニケーション能力を評価をし,障害仮説をたて,それに基づいて指導計画を立案し,指導を行う。指導後のカンファレンスで,仮説・指導計画・指導の実際について参加者でディスカッションを行い,次回の指導を考える。以上の言語臨床の一連の流れを経験する。学生は,指導を担当する者と観察者に分かれ,順次,役割を交代する。指導担当者は,実習前に,計画案を作成し,教員の指導を受け,修正を加え,完成させる。指導後に,指導記録を提出する。観察者は,実習指導の様子を観察して,観察記録を提出する。学期末に,指導ケースのケースレポートを作成する。

目標

１)対象児の障害に対する基礎知識を習得する。 ２)対象児に対して,適切な検査・評価法を選択し,実施することができる。 ３)障害,検査・評価法に対する知識をもとに,対象児について障害仮説をたてることができる。 ４)障害仮説に基づき,指導計画を立案できる。 ５)指導計画に基づき,臨床指導を行なうことができる。 ６)指導記録を作成できる。 ７)臨床観察の視点を養い,観察記録を作成することができる。 ８)ケースレポートを作成することができる。

授業外の学習

指導担当者は,以下のことを行なう。 １)指導計画を立案する。 ２)担当教員のスーパーバイズを受ける。 ３)計画案の修正,教材の準備を行う。 ４)指導記録を作成する。 観察者は以下のことを行なう。 １)観察記録を作成する。 その他 １)関連する文献・資料を読み,障害,検査・評価法についての知識を深める。 ２)ケースレポートの作成。

所要時間: 190分