臨床医学特論E(発達障害医学・脳性麻痺)
博士前期課程言語科学研究科
MFLC7166
コース情報
担当教員: 原 惠子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期集中
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
30%
授業参加
20%
レポート
50%
詳細情報
概要
小児科学における成長と発達のとらえ方,胎児医学・出生前医学,周産期医学について概説する。脳性麻痺と運動器疾患,てんかんと痙攣性疾患,中枢神経の奇形・変性疾患・脳腫瘍,感染症,発達障害,循環器疾患・呼吸器疾患・消化器疾患などの疾患について解説する。
目標
小児科学における成長と発達のとらえ方,胎児医学・出生前医学,周産期医学についての知識を習得する。脳性麻痺と運動器疾患,てんかんと痙攣性疾患,中枢神経の奇形・変性疾患・脳腫瘍,感染症,発達障害,循環器疾患・呼吸器疾患・消化器疾患などの疾患について,小児の言語臨床において必要な基礎的知識を習得する。
授業外の学習
1)毎回の授業後に復習によって,授業の理解を確認する。1コマの授業の復習には,1時間程度必要である。 2)授業で与えられたテーマについて紹介された参考文献,その他の文献を読んで,2本のレポートを作成する。1本のレポート作成には,約20時間が必要である。
所要時間: 190分
スケジュール
- 小児の発達と成長1(新生児,未熟児,乳児,幼児,学童)
- 小児の発達と成長2(身体的成長,精神発達(母子相互作用を含む),運動機能の発達,摂食・嚥下機能の発達,心身障害児の健康管理,被虐待児症候群)
- 胎児医学と出生前医学(1)(遺伝性疾患,染色体異常)
- 胎児医学と出生前医学(2)(胎芽病と胎児病,奇形,子宮内発育不全)
- 周産期医学(周産期障害:出産時障害,高ピルビリン血症,低出生体重児)
- 脳性麻痺と運動疾患(1)(脳性麻痺)
- 脳性麻痺と運動疾患(2)(脊髄性筋委縮症,筋疾患など)
- てんかんと痙攣性疾患(てんかん,その他の痙攣性疾患)
- 中枢神経の奇形,変性疾患,脳腫瘍など(水頭症,神経管閉鎖不全・その他の中枢神経の奇形など),頭部外傷
- 感染症(中枢神経感染症(髄膜炎,脳炎,脳症など),学校感染症(風疹など))
- 発達障害(1)(自閉スペクトラム症)
- 発達障害(2)(注意欠如/多動性障害,その他)
- その他の疾患(1)(循環器疾患,呼吸器疾患,消化器疾患,内分泌・代謝疾患)
- その他の疾患(2)(膠原病・アレルギー疾患,血液疾患,泌尿生殖器疾患,精神疾患(心身症を含む))
教科書
毎回,レジュメを配布する。その他必要な文献については,随時,授業内で案内する。
参考書
随時紹介する。