小児言語発達学特論/SEM
博士前期課程言語科学研究科
MFLC7052
コース情報
担当教員: 原 惠子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木5
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
25%
レポート
25%
その他
授業での課題発表
30%
詳細情報
概要
健常な幼児・児童の言語発達に関する理論を紹介し,前言語期,語彙獲得期,幼児前期,幼児後期,学童期,青年・成人期の言語発達の特徴を,コミュニケーション行動,発声行動,言語音知覚,音韻,語彙,構文,談話能力等の観点から概観する。各時期の言語発達と,他の側面の発達や外界との関係を考える。講義では,各トピックの主要な論文を紹介し,ディスカッションを行う。学生は,各自,言語発達に関連するテーマを決め,レポートを作成し,授業中にプレゼンテーションを行う。
目標
健常な幼児・児童の言語発達に関する理論についての知識を習得する。前言語期,語彙獲得期,幼児前期,幼児後期,学童期,青年・成人期における,コミュニケーション行動,発声行動,言語音知覚,音韻,語彙,構文,談話能力等の観点からみた言語発達の特徴について,知識を習得する。各時期の言語発達と,他の側面の発達や外界との関係についての知識を習得する。上述したトピックに関する主要な文献を読み,言語発達に関する研究方法,研究動向を学ぶ。
授業外の学習
毎回授業で紹介される論文を読んで,授業でのディスカッションに備えること。授業の復習と文献講読に毎週2時間程度必要である。言語発達に関連したトピックに関するレポートを作成する。レポートの内容を,授業で発表する。レポート作成と発表の準備に18時間程度必要である。
所要時間: 200分
スケジュール
- オリエンテーション 言語発達に関する理論(1)(生得説,学習説) *以下は予定であり,進捗状況により変更の可能性がある。
- 言語発達に関する理論(2)(認知説,社会・相互交渉説)
- 前言語期の発達(1):乳幼児期の愛着の形成と情緒の発達,コミュニケーション行動の発達
- 前言語期の発達(2):発声行動・言語音知覚の発達,感覚運動的知能の発達
- 語彙獲得期:初語の出現・語彙の発達
- 幼児前期:言語発達を促す大人の関わり,構文の発達
- 幼児前期~幼児後期(1):語彙・構文の発達
- 幼児前期~幼児後期(2):談話能力の発達
- 幼児後期:音韻意識の発達
- 学童期の言語発達(1):読み書き能力の発達
- 学童期の言語発達(2):語彙・構文の発達,談話能力の発達
- 青年期・成人期の言語
- レポート発表
- レポート発表とまとめ
教科書
毎回レジュメを配布する。必要な論文や文献は,授業内で案内する
参考書
随時紹介する。