言語聴覚障害学特論/SEM
博士前期課程言語科学研究科
MFLC1010
コース情報
担当教員: 原 惠子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月3
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
授業内での課題発表。学外施設見学,あるいは,講演/特別授業への参加。
詳細情報
概要
言語聴覚障害学の歴史をたどり,現在の展開状況を概観し,将来の展望を考える。成長・発達・老化の視点から,言語聴覚障害の種類,特徴,発生機序を考える。言語・コミュニケーションとは何かを考え,コミュニケーションのプロセスを学ぶ。臨床を行うために必要な基本的事項,すなわち,評価・診断の原則と方法,治療・指導・訓練の原則と方法および理論,効果の評価・判定について学ぶ。言語聴覚士の職務内容や職業倫理,他職種との連携のあり方について学ぶ。言語聴覚障害,リハビリテーション,障害者福祉等に関する問題意識に基づきテーマを選び,授業でレポートし,ディスカッションを行う。
目標
1)成長・発達・老化の視点から,言語聴覚障害の種類,特徴,発生機序に関する基礎知識を習得する。 2)言語聴覚士の職務と職業倫理に関する基本事項について学ぶ。 3)言語・コミュニケーションとは何かを考え,コミュニケーションのプロセスについて基礎知識を習得する。 4)評価・診断の原則と方法について基礎知識を習得する。 5)治療・指導・訓練の原則と方法および理論について基礎知識を習得する。 6)指導効果の評価・判定について学ぶ。 7)他職種との連携のあり方について学ぶ。
授業外の学習
1)授業後,授業で紹介された文献・資料を読んで,学びを深める。 2)各自,言語聴覚障害,リハビリテーション,障害者福祉等に関するテーマを決め,それに関して,発表を行い,レポートを提出する。 3)学外施設の見学,学外での講演会,あるいは,ゲストスピーカーによる講演・特別授業等が1・2回程度設定されるので,それらに参加し,レポートを作成する。
所要時間: 200分
スケジュール
- 言語聴覚障害学の歴史と現状 人間生活における言語・コミュニケーションの意義・役割 *以下は予定であり,状況によって,変更の可能性がある。
- 言語聴覚士の職務,職業倫理 言語聴覚障害学の学問的基盤
- 評価・診断の基本事項(1)
- 評価・診断の基本事項(2)
- 情報検索方法
- リハビリテーションの理念 障害の概念
- 臨床の基本的流れ
- 言語聴覚障害の種類と特徴 評価・診断 (1)
- 言語聴覚障害の種類と特徴 評価・診断 (2)
- 言語聴覚士の業務の実際
- 関連職種との連携
- 言語聴覚療法の提供システム
- レポート発表(1)
- レポート発表(2)
教科書
各授業毎に,関連文献・資料を紹介する.
参考書
随時,紹介する。