ロシア政治史研究1

博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 国際関係論専攻

MFIR6350

コース情報

担当教員: 湯浅 剛

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

100%

詳細情報

概要

ポスト・ソ連諸国の政治・国際関係に関する講義・輪読・討論を行います。具体的なテーマについては,地域統合と地域主義を軸に受講者の関心領域を考慮して決めていく予定です。

目標

ポスト・ソ連諸国の政治・国際関係に関する基本的手法の体得および当該地域政治史についての基本的理解。

授業外の学習

文献・資料の読解,報告の準備を適宜おこないます。

所要時間: 190分(予習として,文献講読に60分,テーマに関する調査に60分,授業後は議論をもとに復習を70分行うこと)

スケジュール

  1. イントロダクション:授業参加者の自己紹介を兼ね,卒業論文または最近の研究についての報告。今後の授業方針についての打ち合わせ
  2. 講義:担当教員による話題提供(1)国際政治学/地政学とロシア・ユーラシア *以下を含め,講義内容は,予定を変更する場合があります。
  3. 講義: 担当教員による話題提供(2)ユーラシアにおける地域主義
  4. 受講者による発表と議論(1)テキスト1を通読予定(その1) *輪読は原則として英語文献を用います。ロシア語既習者についてのみ,ロシア語文献を用いることがあります。以下同様。
  5. 受講者による発表と議論(2)テキスト1を通読予定(その2)
  6. 受講者による発表と議論(3)テキスト1を通読予定(その3)
  7. 受講者による発表と議論(4)テキスト1を通読予定(その4)
  8. 受講者による発表と議論(5)テキスト1を通読予定(その5)
  9. 受講者による発表と議論(6)テキスト2の任意の章の検討(その1)
  10. 受講者による発表と議論(7)テキスト2の任意の章の検討(その2)
  11. 受講者による発表と議論(8)テキスト2の任意の章の検討(その3)
  12. 受講者による発表と議論(9)その他のテキストの検討,各受講者のテーマについての発表などを想定
  13. 受講者による発表と議論(10)その他のテキストの検討,各受講者のテーマについての発表などを想定
  14. 受講者による発表と議論(11)その他のテキストの検討,各受講者のテーマについての発表などを想定

教科書

輪読用のテキストは,受講者の関心領域を踏まえ,検討します。なお,以下に参考までに2023年度の授業で主に扱ったものを列挙します。

  • 民主主義を装う権威主義: 世界化する選挙独裁とその論理

    著者: 東島雅昌

    出版社: 千倉書房,2023年

  • Ukraine's Unnamed War: Before the Russian Invasion of 2022

    著者: Dominique Arel and Jesse Driscoll

    出版社: Cambridge University Press, 2023

  • Routledge Handbook of Russian Security

    著者: Roger E. Kanet (ed.)

    出版社: Routledge, 2019

参考書

受講を考えている皆さんの参考に,担当教員の主要著作を示します。無論,これらの範疇から外れたテーマでも可能な限り対応します。

  • 『現代中央アジアの国際政治:ロシア・米欧・中国の介入と新独立国の自立』

    著者: 湯浅剛

    出版社: 明石書店,2015年

  • 『平和構築へのアプローチ:ユーラシア紛争研究の最前線』

    著者: 広瀬佳一・湯浅剛(編)/伊東孝之(監修)

    出版社: 吉田書店,2013年

  • 「クリミア併合とヨーロッパ安全保障」(広瀬佳一編『現代ヨーロッパの安全保障』所収)

    著者: 湯浅剛

    出版社: ミネルヴァ書房,2019年

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