パブリックリレーションズ
修士課程グローバル・スタディーズ研究科 - 国際協力学専攻
MFIC1480
コース情報
担当教員: 黒田 明彦
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火6
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
30%
リアクションペーパー
30%
レポート
40%
詳細情報
概要
パブリックリレーションズ (PR) とは,ステークホルダー(利害関係者)との利害調整と合意形成を目指す,組織や団体の運営を円滑に進めるための重要な機能である。ステークホルダーとの利害調整や合意形成をどのように進めていくのか,長年,PR業務の実践経験を持つ講師と共に考察する。最新のコミュニケーション事情に基づき,特に組織体としてのステークホルダーへのアプローチ,報道機関の役割と活用,ソーシャル・メディアの発達と進化,世論やレピュテーションの形成と活用などに焦点を当て,実際の事例研究を中心に行う。パブリックリレーションズは,国際機関の活動においても,必要不可欠な機能・要素といえる。
目標
組織・団体におけるパブリックリレーションズの基本的な理論と実践を理解し,政府機関や民間団体・企業におけるコミュニケーション活動の背景や狙いを,ステークホルダーとの利害調整やメディアにおける合意形成を通して考察する力をつける。
授業外の学習
各回の講義内容に対して振り返りを行う(50分) 各回の課題に取り組み,関連する事象の例示と分析を行なう(90分) 次回授業の冒頭で課題を発表するための準備を行う(50分)
所要時間: 190分
スケジュール
- パブリックリレーションズとは ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
- 組織とステークホルダー
- ガバナンス(国家統治・企業統治)とは
- メディアとインフルエンサー
- 世論とレピュテーション(評判)
- リスクとクライシス
- イシューマネジメントとは
- パブリック・アフェアーズとは
- 競争と規制,ルールのあり方
- 国際紛争と世論形成
- 国際協力と合意形成
- SDGsとESG投資
- 選挙とフェイクニュース
- パブリック・リレーションズまとめ
教科書
毎回,講義にて資料配布
参考書
『パブリック・アフェアーズ戦略』
著者: 西谷武夫
出版社: 東洋経済新報社 2011
『競争戦略としてのグローバルルール』
著者: 藤井敏彦
出版社: 東洋経済新報社2012
『戦争広告代理店』
著者: 高木徹
出版社: 講談社文庫 2005