国際政治と国際協力
修士課程グローバル・スタディーズ研究科 - 国際協力学専攻
MFIC1060
コース情報
担当教員: 渡辺 紫乃
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
レポート
その他
リーディング課題のまとめ,報告レジュメやブックレポートなど。 なお,出席回数が授業回数の3分の2未満の者は,原則として評価の対象外とする。
詳細情報
概要
国際政治学や国際関係論の基礎概念や分析手法,歴史的背景,代表的な理論を学ぶ。そして,国際政治や国際協力に関連する諸問題(例えば,戦争と平和,国際秩序,南北問題,国際組織と国際協力,冷戦とその終焉,民族紛争,グローバリゼーション,非国家主体,新興国の台頭など)について理論的に考察し,分析する。学生には自ら文献を読み進めて演習に貢献すること,関心のあるテーマで自ら研究を進めて学期末に研究成果の発表とゼミ論文を提出することを求める。
目標
国際政治学と国際関係論の基礎概念や分析手法,歴史的背景,代表的な理論を身につけ,国際政治や国際協力に関連する諸問題を理論的に考察し,多面的に分析する能力を養う。
授業外の学習
【予習】(所要時間:各回150分以上)。 ・テキストを事前に精読し,サマリーやレジュメを作成する。そして,重要なポイントに関する問いや授業でディスカッションしたい問いを考えておく。さらに,疑問点や関心を持った点は自ら調べ,重要なポイントをノートに整理する。 ・授業中の報告やディスカッションの準備をする。 ・論文のためのリサーチを進める。 【復習】(所要時間:各回40分以上) ・レジュメや授業中に作成したノートを見直し,報告やディスカッションの内容をまとめる。 ・参考文献を読むなどして,さらに理解を深める。
所要時間: 授業1回あたり190分以上
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況などにより各テーマの回数や内容は変更することがありうる。 イントロダクション(必ず授業前にMoodle上の資料を読んでおくこと)
- 国際政治と国際協力の基礎概念と分析手法
- 国際政治と国際協力の歴史的背景:ソ連の台頭１(1945年～1960年)
- 国際政治と国際協力の歴史的背景:ソ連の台頭２(1960年～1970年代前半)
- 国際政治と国際協力の歴史的背景:ソ連の台頭３(1970年代前半～1990年)
- 国際政治と国際協力の歴史的背景:中国の台頭１(1990年代前半～2000年代)
- 国際政治と国際協力の歴史的背景:中国の台頭２(2000年代前半～2010年代)
- 中間報告
- America's Enduring Strengths
- China's Strategic Ambitions
- Competitive Interdependence
- Technology Competition and Mitigating Risks of Conflict
- Navigating Great Power Relations and Moving Forward
- 最終報告
教科書
この他にも適宜指示する。
Stronger: Adapting America's China Strategy in An Age of Competitive Interdependence
著者: Ryan Hass
出版社: Yale University Press. 2021
『アメリカのアジア戦略史(上)』
著者: マイケル・グリーン
出版社: 勁草書房,2024年
『アメリカのアジア戦略史(下)』
著者: マイケル・グリーン
出版社: 勁草書房,2024年
参考書
この他にも適宜指示する。
Essential Readings in World Politics (seventh edition)
著者: Karen A. Mingst, Jack L. Snyder, and Heather Elko McKibben
出版社: W. W. Norton & Company. 2019
『政治学のリサーチメソッド』
著者: スティーヴン・ヴァン・エヴェラ
出版社: 勁草書房,2009年
『国際関係論入門』
著者: 草野大希・小川裕子・藤田泰昌編著
出版社: ミネルヴァ書房,2023年