国際協力特講(ジェンダーと平和)

博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 地域研究専攻

MFAS8001

コース情報

担当教員: 秋林 こずえ

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木5

形式: 同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

レポート

50%

詳細情報

概要

本講義は,ジェンダー平等の達成と平和の実現は不可分であるという命題を検証することを目的とする。そのために,ジェンダーの視点をもって活動する国際市民社会が取り組んできた平和と暴力の問題に目を向ける。具体的には,武力紛争下の性暴力や長期駐留軍隊による性暴力,核廃絶運動などを取り上げ,特に東アジア,北東アジア地域におけるジェンダーと平和に関する諸問題について学ぶ。また,フェミニスト平和研究・国際関係論と呼ばれる研究分野の動向について学ぶ。

目標

ジェンダーに関する基本的な概念を理解できるようになる。ジェンダー概念を使って平和,安全保障の諸問題について分析ができるようになる。北東アジア地域の平和・安全保障の課題をジェンダーの視点から理解できるようになる。ジェンダー平等と平和の実現の関連について理解できるようになる。

授業外の学習

参考書以外にも,各回のテーマの文献を予習として課す。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. コース概要,ジェンダー概念
  2. 平和研究,平和運動,ジェンダー
  3. 武力紛争と性暴力
  4. 軍隊と性暴力(北東アジア)①
  5. 軍隊と性暴力(北東アジア)②
  6. 長期駐留軍とジェンダー
  7. 国連平和維持活動とジェンダー
  8. 北東アジアの平和とジェンダー
  9. 核廃絶とジェンダー
  10. 安全保障とジェンダー
  11. 性差別と戦争システム
  12. 国連ジェンダー主流化政策
  13. 「女性・平和・安全保障」課題
  14. フェミニスト平和研究

教科書

テキストは指定しない

    参考書

    • Global gender politics. (5th edition).

      著者: Runyan, Anne Sisson.

      出版社: Routledge, 2018

    • Globalization and militarization: Feminists make the link. (2nd edition).

      著者: Enloe, Cynthia.

      出版社: Rowman & Littlefield, 2016

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