国際協力基礎研究

博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 地域研究専攻

MFAS7998

コース情報

担当教員: 福武 慎太郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

30%

その他

毎回2000字の書評を作成する。

40%

詳細情報

概要

大学院で研究をおこなうのための基礎的学力をつけるために,人文・社会科学の文献を幅広く読み,かつそれを毎回2000字程度の書評にまとめて提出してもらいます。各受講生が自分の書いた文章を読んで,相互に批判しあう形式で授業を進めます。

目標

国際協力に関わる人々にこそ,幅広い確かな教養にもとづいた思考力を身につけてほしいと考えています。人文社会科学の代表的な書物をしっかり読み, 書評を書くことで理解したと自分に自信がつくことを目標とします。

授業外の学習

毎週200-300頁の課題書を読み,2000字にまとめるのはかなりの時間と労力を必要とします。「知は体力」という覚悟をもって講義に挑むことを期待します。 秋学期開講科目ですが,下記の授業計画のように課題図書を事前にお知らせしていますので,春学期や夏休みを利用し,前に読み進めておくことを強くお勧めします。いずれも簡単に読破することのできない書物ですが,限られた時間のなかでどれだけ理解することができるか,そして書評としてアウトプットすることができるかチャレンジしてください! ・課題図書を読む(120分〜6時間) ・書評を書く(70分〜4時間)

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. 村井吉敬『エビと日本人』岩波新書
  3. 村井吉敬『エビと日本人II』岩波新書
  4. ベネディクト・アンダーソン『越境を生きる ベネディクト・アンダーソン回顧録』岩波現代文庫
  5. 佐藤俊樹『社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ』岩波新書
  6. マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムと資本主義の精神』岩波文庫
  7. アダム・スミス『国富論』講談社学術文庫
  8. ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体-ナショナリズムの起源と流行』書籍工房早山
  9. 丸山眞男『「文明論之概略」を読む』(上)(下)岩波新書
  10. 小熊英二『<民主>と<愛国>戦後日本のナショナリズムと公共性』
  11. ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史-国家誕生のディープヒストリー』みすず書房
  12. ジュディス・バトラー『アセンブリー 行為遂行性・複数性・政治』青土社
  13. アミア・スリニヴァサン『セックスする権利』勁草書房
  14. プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地』めこん

教科書

特になし

    参考書

    書籍情報はありません。

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