中東文化研究1

博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 地域研究専攻

MFAS7400

コース情報

担当教員: 赤堀 雅幸

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

100%

詳細情報

概要

今年度は民族概念と多民族状況をめぐる主要な研究を回顧し,これまで以上に発展的な議論の方向性を検討する。春学期は訳書を含む日本語文献を読む。訳書がある場合には,原典も参照する。全員が課題文献を読み,要約担当者の要約を元に,文献の内容について議論する。博士前期課程学生は,修士論文の構想を深めるべく進捗状況の報告発表を行う。別途その他,参加者が予定する学会等の発表内容についての合評などを必要に応じて行う。授業中に活発に発言し,課題をこなし,自己の能力の向上だけではなく,他の参加者の向上にも充分に貢献することを求める。

目標

分野的には人類学,社会学の範囲で民族論に関する重要文献を一つでも多く読んでおくことを目標とする。併せて学術文献読解能力を向上させ,さらに自らの日本語執筆能力の向上にも活かす。

授業外の学習

すべての参加者が必ず事前に課題文献を読み(150分),要約担当者は充分な準備を怠らないこと。要約担当者でない場合にも,自分にとって不明な点などを明確に意識した上で授業に臨まなくてはならない。授業後には議論を振り返り,次回の授業にどのように発展的な議論を展開するかを考えること(40分)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 参加者の2024年度の研究計画発表,課題文献および要約担当順決定 以下はおおまかな進行の予定であり,参加者の顔ぶれによって柔軟に対応する。
  2. 当該分野の研究動向に関する予備的な議論
  3. 課題文献要約1
  4. 課題文献要約2
  5. 課題文献要約3
  6. 課題文献要約4
  7. 課題文献要約5
  8. 課題文献要約6
  9. 課題文献要約7
  10. 課題文献要約8
  11. 課題文献要約9
  12. 投稿論文構想発表1
  13. 投稿論文構想発表2
  14. 学位論文構想発表

教科書

テキストはあくまで現時点での予定であり,参加者の顔ぶれによっては変更する。

  • 民族とナショナリズム

    著者: アーネスト・ゲルナー著,加藤節他訳

    出版社: 岩波書店,2000年

  • ナショナリズムとは何か

    著者: アントニー・D・スミス著,庄司信訳

    出版社: 筑摩書房,2018年(文庫版)

参考書

  • Nations and Nationalism

    著者: Ernest Gellner

    出版社: Ithaca, NY: Cronell University Press, 2009, 2nd. ed.

  • Nationalism

    著者: Anthony D. Smith

    出版社: Cambridge: Polity, 2002

© 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.