東南アジア国際協力研究２

概要

「国際協力」という名称を持つ演習であるが,今年度は東南アジア島嶼地域,とくにインドネシア,東ティモールに関連する諸研究,もしくは人類学,地域研究一般に関する文献の購読を実施する。初回授業時に参加者の研究分野,関心を参考に課題を決め,個人発表を中心に進める。またゼミのなかで修士論文の指導もおこなう。東南アジア以外の地域を研究対象とする大学院生,人類学を専門分野とする大学院生の参加も歓迎する。

目標

本演習を通じて,上記のようなグローバル・イシューをテーマとする地域研究の調査研究を遂行する能力,論文を執筆する力を養う。 博士前期課程1年は,研究テーマに即した研究方法論及び調査手法を選定したうえで,課題と研究の意義を学術的に説明できるようになること。 博士前期課程2年は,フィールド・ワークで収集したデータを基に,先行研究との議論を経て成果を論文としてまとめること。

授業外の学習

本演習で指定されたテキストを事前に読み,議論に積極的に参加することが期待される。 また演習内で自身の研究計画や調査報告を複数回おこなうことが求められるため,研究計画の構想と作成,プレゼン資料の準備などを授業時間外に実施する必要がある。 ・演習内で指定されたテキストを事前に読み,論点を整理する(40〜120分) ・プレゼンテーションの準備(120〜150分) ・研究計画書の構想と執筆(30〜120分) ・フィールドワークの準備と実施(数日〜2ヶ月,土日祝日,長期休暇期間を利用)

所要時間: 授業 1 回あたり 190 分以上