ヨーロッパ政治文化研究2
博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 地域研究専攻
MFAS7010
コース情報
担当教員: 高橋 暁生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火1
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
詳細情報
概要
★履修にはフランス語能力(CEFR B2以上)を必須とする 内容としては,春学期に引き続き,サブタイトルに挙げたようなテーマで指定のテクストを輪読,ディスカッションするパートと,受講者の研究報告,それに伴う研究指導を行うパートからなる。秋学期もテクストの輪読を中心に行い,参加者は最低1回の研究報告を行う。この割合は,受講者の人数や問題関心のありようによって変化する。 1年次生の場合,夏休み明けの早い時期に一度修士論文の中間報告が求められる。場合によっては学期の後半でも中間報告を指示することがある。研究テーマ(方法論の決定,一次史料・文献リストの作成など含む)の設定に向けて必要な指導を行う。 2年次生の場合は,修士論文のテーマについてやはり学期の前半に最低一度の報告が求められる。論文の完成へ向けて必要な指導を行う。なお2年次生については「論文パーツ」の提出が定期的に求められることがある。 研究指導は,授業担当者の専門から,歴史学のディシプリンをベースとしてなされる。問題関心の背景のみならず研究テーマ自体が「現代」に焦点を合わせているものでもかまわないが,指導は歴史学のアプローチを通してなされることは了解して受講すること。 輪読パート:輪読するテクストは以下のうちどちらかとする。 ○Christine Peltre, Orientalisme, Terrail, 2010. ○Anne Doridou-Heim, Anna Quinquaud, Voyage dans les années 30, Somogy Editions d'art, 2011.
目標
1.フランス語で書かれた二次文献・一次史料を読み,学問的に分析する力を養う。 2.以上のようなプロセスを通して,受講者個々の研究の深化を促す。 特に1年次生の場合は,歴史研究に必要な方法論を学び,一次史料の扱い方や既存研究の活用方法など,歴史研究に必要な方法論を(あらためて)習得する。 2年次生については,論文の完成がすべての勉学,研究活動の目標となることはいうまでもないが,質の高い学術論文の書き方や学会発表の方法を身につけることを目標とする。
授業外の学習
使用テクストについて,文法的,構文的に正確な訳出が求められることはいうまでもないが,単なる翻訳にとどまらない理解のために,事前の訳出とは別に,授業中に取り上げる様々な文献を参照する事前調査・学習が必須となる。 受講者個々の研究は,学期中に行われる研究報告をひとまずの目標として,前進・深化させることが求められる。なお,適宜授業外での研究指導(面談など)も行われる。 以上より,授業時間外の学習は,以下のように構成される。 1.使用テクストの事前の読込:100分 2.輪読範囲に関わる歴史事象に関する調査:30分 3.輪読範囲の授業後のまとめ:30分 4.各自の研究の深化,指導への対応,報告準備:30分
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション
- 研究報告,研究指導パート(1)
- 研究報告,研究指導パート(2)
- テクストの輪読・議論(1)
- テクストの輪読・議論(2)
- テクストの輪読・議論(3)
- テクストの輪読・議論(4)
- 研究報告,研究指導パート(3)
- 研究報告,研究指導パート(4)
- テクストの輪読・議論(5)
- テクストの輪読・議論(6)
- テクストの輪読・議論(7)
- 研究報告,研究指導パート(5)
- 総括
教科書
指定の資料はあらためて授業で指示する
参考書
授業中に適宜紹介する。