地域研究方法論
博士前期課程グローバル・スタディーズ研究科 - 地域研究専攻
MFAS1010
コース情報
担当教員: 山口 昭彦
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
レポート
その他
授業参加は授業中の発言等に基づき評価する(40%)。レポートは2本,各4,000字程度で課す(各30%)。自らが専門とする地域の国内外の地域研究学会の動向調査(課題レポートA)と,自らが研究するにあたって設定する地域的枠組みと活用するディスィプリンに関する解説の二つを課題とする。
詳細情報
概要
地域研究とは何かという問いを念頭におきながら,東アジア,東南アジア,中東,アフリカ,ラテン・アメリカなど諸地域に関する基本的な地誌情報と研究上の論点,地域研究と既存のディスィプリン(学問分野+方法論)との関連性,国内外の関係学会の動向などを学ぶ。また,論文・レポートの書き方,口頭発表の技術などを習得する。授業は地域研究専攻の教員による輪講形式で行う。大学院で地域研究に取り組むにあたって必須の基礎的訓練の場なので,欠席することなく,自らを高めようとする自覚をもって出席すること。
目標
(1)地域研究の分野で修士論文を執筆することの自覚が深まる (2)地域研究という学問がどのようなものであるか理解が深まる (3)自身の研究テーマが地域研究においてどのような位置づけになるのか,そのことを考える力がつく。
授業外の学習
この授業では,授業内容を踏まえながら2点の課題レポートの作成とそれに基づく口頭発表が求められる。したがって,積極的に授業に参加するのみならず,各回の授業内容を参考にしながらレポートの作成を着実に進めていくことが重要である。授業時間外の学習として,以下の点に留意すること 授業の内容を踏まえた上での課題レポート作成と口頭発表の準備(120分程度) 授業後の復習を通じた知識・技能の定着(70分程度)
所要時間: 190分
スケジュール
- 授業案内,「地域研究」とは何か,課題レポートの説明(山口)
- 対象地域の地誌と論点1:ラテンアメリカ(子安)
- 対象地域の地誌と論点2:東アジア(権)
- 対象地域の地誌と論点3:東南アジア(福武)
- 論文執筆の技術,学会とは何か,他(山口)
- 対象地域の地誌と論点4:アフリカ(戸田)
- 対象地域の地誌と論点5:中東(辻上)
- 地域研究とディスィプリン1:経済学(岩﨑)
- 地域研究とディスィプリン2:人類学・社会学 (久志本)
- 地域研究とディスィプリン3:歴史学(内村)
- 地域研究とディスィプリン4:考古学・文化遺産研究 (丸井)
- 地域研究とディスィプリン5:社会学(牧)
- 課題 A に基づく発表とディスカッション(山口他)
- 課題 B に基づく発表とディスカッション(山口他)
教科書
各教員から授業内容に合わせて参考文献を紹介する。
参考書
書籍情報はありません。