会計情報論特講Ⅱ
博士前期課程経済学研究科 - 経営学専攻
MEMG7841
コース情報
担当教員: 地主 純子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火2
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
50%
リアクションペーパー
50%
詳細情報
概要
本講義では,会計情報論特講Ⅰを履修したことを前提とし,会計情報の限界とその改善について学びます。具体的には,財務情報の有用性に関する研究結果や,財務情報と非財務情報の統合といった,最新のテーマを取り上げます。 講義を中心としつつ,該当テーマに関するディスカッションを毎回行う予定です。 会計情報論特講Ⅰを履修していない学生も理解できるように配慮しますが,本講義の内容を深く理解するためには履修することを推奨します。
目標
1) 財務報告の限界について理解する。 2) 財務情報と非財務情報を統合する近年の流れを理解する。 3) 研究結果を適切に理解し,討議を行うことができるようにする。
授業外の学習
【予習】(所要時間:各回 80 分程度)。 ・テキスト,配布資料の該当箇所を読んでおく。 【復習】(所要時間:各回 110 分以上) ・自筆ノートや配布資料を活用し,講義内容を要約する。 ・テキストの該当箇所を再度読む。 ・講義で取り扱った論文等を読む。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがあ りうる 会計情報の役割
- 規制と市場の失敗
- 情報生産インセンティブ
- 優れた情報開示の効果
- 財務情報の有用性に関する事実
- 財情情報の有用性の喪失に対する説明
- 財務情報の限界に対する方策(1)
- 財務情報の限界に対する方策(2)
- 非財務情報開示の潮流
- 非財務情報の報告フレームワーク
- 非財務情報の開示
- ESG投資・サステナブル投資(1)
- ESG投資・サステナブル投資(2)
- まとめ
教科書
下記のテキストを使用する。
新版 財務会計の理論と実証
著者: ウィリアム・R・スコット /パトリシア・C・オブライエン (著), 太田 康広 / 椎葉 淳 /西谷 順平 (翻訳)
出版社: 中央経済社・2022
会計の再生
著者: バルーク・レブ / フェン・グー (著), 伊藤邦雄 (翻訳)
出版社: 中央経済社・2018
参考書
書籍情報はありません。