公会計研究 Ⅰ
博士前期課程経済学研究科 - 経営学専攻
MEMG7820
コース情報
担当教員: 若林 利明
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水3
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
50%
授業内期末試験
授業期間中
50%
詳細情報
概要
本講義では,「原価計算」について学ぶ。原価計算とは,製造業が製品を製造するために発生した原価(製造原価)やサービス業がサービスを提供するために発生した原価を計算する手続きである。 原価計算の目的として,(1)財務諸表作成目的と(2)経営管理目的が挙げられる。これは,営利企業のみならず,公共部門においても重要である。特に,公共部門は利益獲得を目的としないが,適切な原価計算を行い,効率性を高める必要がある。国の会計をチェックする機関である「会計検査院」のトップマネジメントである検査官の1人にも,原価計算を専門とする大学教授が就任している。
目標
(1)適切な原価計算手法を理解できる。 (2)公共部門における原価計算の重要性を理解できる。
授業外の学習
約3時間程度の復習が必要となる。
所要時間: 190分
スケジュール
- オリエンテーション/原価計算の基礎
- 原価計算の概説
- 原価の形態別分類
- 製造間接費の配賦
- 部門別個別原価計算
- 総合原価計算における月末仕掛品の評価
- 工程別総合原価計算
- 仕損・減損の処理
- その他の総合原価計算
- 標準原価計算
- 利益管理のための原価情報
- 政府・非営利組織の原価管理の現状
- 政府・非営利組織の原価管理の課題
- 授業内期末試験
教科書
清水 孝・長谷川 惠一 ・奥村 雅史『入門原価計算 第2版』中央経済社
参考書
黒木淳編著『公会計テキスト』中央経済社