経営戦略論特講Ⅱ

博士前期課程経済学研究科 - 経営学専攻

MEMG7260

コース情報

担当教員: 網倉 久永

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

その他

期中及び期末課題の評価 なお,上記の評価割合は目安であり,最終的な評価は,平常の講義への取り組み(出席・授業参加)と期中及び期末課題の評価を総合して行う。

60%

詳細情報

概要

競争戦略論・経営組織論において近年注目されている,「企業=資源観('Resource-based pespective')」に関する諸文献を講読し,組織の独自資源・能力について議論する。企業=資源観の中心的研究を購読するだけでなく,先行業績や同時期の他学派の研究業績とも併せて購読する事により,企業=資源観の学説史上の位置づけや今後の展望について検討する。初回の講義時に文献リストを配布し,講読の順を決定する。

目標

研究調査のために必要とされる文献購読のための基礎スキルを身につけ,経営戦略論の主要トピックとされる持続的競争優位に関する諸理論に関する理解を深めることが,本講義の目的である。

授業外の学習

予習として,文献リストに挙げられている論文・書籍を読み込み,講義での発表・討議の準備を行う。講義終了後の復習として,講義時間中の討議内容を振り返り,修士論文等の学術論文を自らが作成する際に,講義内容がどのように利用可能かを検討する。(所要時間:各2時間程度)

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション;企業=資源観とは
  2. 企業=資源観前史1:経済理論
  3. 企業=資源観前史2:マネジメント研究
  4. 組織論としての企業=資源観1:組織固有性
  5. 組織論としての企業=資源観2:トップマネジメント研究
  6. 組織論としての企業=資源観3:組織成長の理論
  7. 戦略論としての企業=資源観1:競争優位の源泉
  8. 戦略論としての企業=資源観2:競争優位の持続
  9. 戦略論としての企業=資源観3:模倣可能性
  10. 企業=資源観と経済学1:要素市場の不完全性
  11. 企業=資源観と経済学2:完成品市場の不完全性
  12. 多角化戦略と企業=資源観
  13. 動態的組織能力
  14. 知識・見えざる資産

教科書

初回講義時に文献リストを配布する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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