プレゼンテーションの技術Ⅰ
博士前期課程経済学研究科 - 経済学専攻
MEEC7802
コース情報
担当教員: 出島 敬久
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金6
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
50%
授業参加
50%
その他
対面を原則とするが,学生の研究成果の進捗状況により,オンラインでの指導とする場合は,その出席や参画状況を評価要素に加える。
0%
詳細情報
概要
研究業績をあげるためには,他の研究者との議論ができる学会やセミナー,研究会などでの報告が欠かせない。そこで,標準的なパワーポイントでのスライドの作成や報告について,各自の研究論文を報告してもらう形式で実習し,改善する方策を考える。
目標
修士論文の中間報告会，最終の審査会でパワーポイントを用いて内容を発表できることが最低限の目標になる。時間配分を守りつつ，内容をもっとも簡潔に伝えると共に，コメンターからの質問を躱すことなく，的確かつ誠実に答えることが要求される。
授業外の学習
パワーポイントの利用方法の習得とともに，実際のパワーポイントファイルの作成と改訂が必要になる。
所要時間: 190分
スケジュール
- 経済学の研究手法の分類:理論・実証・その他
- 実証研究の論文のタイプ1:理論の検証
- 実証研究の論文のタイプ2:政策効果の検証
- 実証研究の論文のタイプ3:事実発見と経済予測
- 実証研究の構成1:研究の目的と背景
- 実証研究の構成2:先行研究の整理と未解明の点の指摘
- 実証研究の構成4:検証のための理論モデルの構築や拡張
- 実証研究の構成5:利用できるデータの確認
- 実証研究の構成6:推定・検定方法の検討・識別戦略
- 実証研究の報告1:論文の目的
- 実証研究の報告2:先行研究の整理
- 実証研究の報告3:モデルの導出,分析,拡張
- 実証研究の報告4:推定・検定の手法,識別戦略
- プレゼンテーションの完成と自己評価
教科書
パワーポイントの解説書は多数あるが,経済学分野で標準とされるものはなく,自分にあったものを選んでもらえばよい。むしろ,最近の経済学の実証研究での学会報告などのスライド例を参照したい。
参考書
書籍情報はありません。