開発経済学特講Ⅰ

博士前期課程経済学研究科 - 経済学専攻

MEEC7480

コース情報

担当教員: 樋口 裕城

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

67%

小テスト等

33%

その他

授業参加には宿題と輪読の評価が含まれます。

0%

詳細情報

概要

この授業の目的・目標は,大学院レベルの開発経済学を学ぶことです。開発経済学とは,貧しい国がなぜ貧しいのかを考え,貧困削減に向けての政策提言を試みる学問です。 春学期は,日本語での講義と英語の学術論文の輪読とを通じ,開発経済学の基礎的な知識と,データ分析に必要となる計量経済学の知識と手法を学びます。みなさんの習熟度を確かめるために学期中に何度か小テストを行います。 春学期の授業では,STATAもしくはRという統計ソフトを用いてのデータ分析の演習を行い,宿題を課します。ただし,コマ数の関係で統計ソフトの詳しいところまでは扱えないので,入門・導入レベルの演習のみとなります。 秋学期は,各自の関心にあわせた学術論文の輪読を通じ,その内容を理解するとともに,それにコメントできるようになることを目指します。秋学期のみ受講する場合は,必ず履修前に個別に相談してください。

目標

開発経済学の英語の学術論文を読んで内容を理解し,レフェリーレポート(内容の要約・批判・コメント)を書けるようになることを,一年間を通しての目標とします。授業でとりあげようと考えているジャーナルの一例は以下の通りです。 ・American Economic Review ・Journal of Development Economics ・World Bank Economic Review ・World Development

授業外の学習

授業内容の復習,宿題のデータ分析,輪読の準備をしっかり行った上で授業に臨む必要があります。

所要時間: 授業1回あたり190分以上。

スケジュール

  1. ガイダンスと講義:単回帰分析 ※受講生の人数・レベルによってスケジュールの変更がありえます。
  2. 講義:重回帰分析
  3. 演習:統計ソフトの使い方
  4. 講義:ランダム化比較試験
  5. 輪読:ランダム化比較試験
  6. 講義:操作変数法
  7. 輪読:操作変数法
  8. 講義:差の差/パネル・データ分析
  9. 輪読:差の差/パネル・データ分析
  10. 講義:マッチング法
  11. 輪読:マッチング法
  12. 講義:回帰不連続デザイン
  13. 輪読:回帰不連続デザイン
  14. まとめ

教科書

授業中に適宜紹介します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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