厚生経済学特講
博士前期課程経済学研究科 - 経済学専攻
MEEC7381
コース情報
担当教員: 釜賀 浩平
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業内期末試験
授業期間中
30%
その他
課題(持ち帰り試験)を行います.
70%
詳細情報
概要
ミクロ経済学および厚生経済学を高度なレベルで習熟するために必要となる数理的分析方法の習得を目指し講義を行います.特に,必要となる数学の知識・スキルの習得を目指しつつ(とりわけ,関連する講義が経済学部・経済学研究科で提供されていない集合と位相に関して相対的に大きな時間を割きます),それらの数学が用いられる上級ミクロ経済学の該当箇所・命題を証明も含めて理解できるようになることを目標とします.したがって,この講義はコースワークのミクロ経済学をより高度なレベルで補完するものと位置づけられます.事前に完全に理解することまでは求めませんが,受講生は全員が講義スライドと指定テキストの指定箇所を事前に読むことが求められます.
目標
数理的な記述を理解できるようにする. 大学院レベルのミクロ経済学を理解する. 大学院レベルのミクロ経済学に必要となる数学を身につける. これらの理解とスキルを用いて自分で研究が行えるようになる.
授業外の学習
指定テキストで指示する箇所を予習・復習し,足りない数学の知識を補う.
所要時間: 5時間
スケジュール
- ガイダンス
- 論理と集合
- 二項関係
- 関数
- 距離関数と距離空間
- 開集合と閉集合
- 双リプシッツ同相
- 有界集合
- 実数の構成
- 点列と収束(1)
- 点列と収束(2)
- 距離空間におけるコンパクト集合(1)
- 距離空間におけるコンパクト集合(2)
- 理解の確認のための試験を行います.授業内試験に加えて,課題(持ち帰り試験)も行います.
教科書
以下のテキスト1の数学付録をテキスト2で補完する.
Advanced Microeconomic Theory (3rd edn)
著者: Geoffrey A. Jehle, and Philip J. Reny
出版社: Prentice Hall・2011
Mathematical Methods and Models for Economists
著者: Angel de la Fuente
出版社: Cambridge University Press・2000
参考書
書籍情報はありません。