実践宗教学インターンシップBI

博士前期課程実践宗教学研究科 - 死生学専攻

MARL7420

コース情報

担当教員: 葛西 賢太

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 600

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

その他

開始・継続届(実習概要の説明)提出:25% 活動記録提出:25% 学期末報告書提出:25% 学期末報告会:25%

100%

詳細情報

概要

インターンシップは,体験就業,実地修練などと訳される,実践と学びが結びついた形態である。受講生は学ぶ者でありながらも現場に参与し貢献し影響を及ぼしながら,その過程を内省し観察する。実践宗教学研究科死生学専攻の学術的な視点と,受講生各自の研究・実践課題とを統合させるためのインターンシップである。 宗教実践,宗教間対話,宗教協働,生命倫理,臨床スピリチュアルケア等の取り組みの現場に中長期的に参与観察を行う。参与観察するものの判断や行動が実践の場に直接影響を及ぼしうることを通し,実践者としての責任と倫理を学ぶ。 上記の趣旨から,インターンシップ実践場所としては,通常の活動場所を離れること,また受講生が通常行っている活動内容ではないことを試みることを求めている。また,臨床スピリチュアルケア実習や臨床スピリチュアルケア演習とも連携する,双方向的な実習を経験するために,一方向的な講義・講座の受講ではなく,受講生自身が積極的に行動しなければならない活動をすることが期待されている。 実践の場所や内容について,また計画について,指導教員と継続的な個別相談を行う必要がある。 受講生は,指導教員との相談を踏まえ,各自の実践現場に定期的に参加した上で,「授業計画」に示した諸点について考察し,中間報告,および学期ごとの報告書を提出する。 本科目のAⅠ,AⅡ,BⅠ,BⅡは,ばらばらに選択できる。各自の研究計画・履修計画に応じて,一年次のAⅠ,AⅡ,二年次のBⅠ,BⅡを選択し,履修継続することによる学びを想定している。 事前学習とインターンシップでの学びを,受け入れ担当者と担当教員・指導教員に報告し指導や問題提起を受けるアクティブ・ラーニングを行う。

目標

宗教,スピリチュアリティ,生命倫理,生涯発達といった課題が,どのように展開されているかを観察し理解するとともに,臨床現場の状況に影響を及ぼさざるを得ない自らの位置づけ・役割を省察する。

授業外の学習

それぞれのインターンシップ先について,指導教員およびインターンシップ受け入れ担当者の指示も踏まえ,書籍等で十二分な予習・準備を行って参加する。 テキスト予習:30分 インターンシップ先の探索と事前調査:90分 指導教員との打ち合わせ:20分 インターンシップ先との打ち合わせ:60分

所要時間: 200分

スケジュール

  1. 月初頭に予定されている研究科のガイダンスの中でオリエンテーション講義日程を告知する。 オリエンテーション講義の後は,インターンシップ先を考え,現場の特性を踏まえて実習内容をすりあわせ,交渉し,必要に応じてインターンシップ先と大学院実践宗教学研究科との書類締結を行う。 以後は,指導教員との研究指導の場で経過報告を行い,指導を受けて学びを進展させる。 インターンシップ現場の職掌の理解,自身と現場との倫理的課題の把握,現場の集団・チームの状況理解などを進めながら学んでいく。
  2. 開始・継続届 (新たなインターンシップ先に入る場合は開始届として,前学期からのインターンシップ先を継続する場合は継続届として提出)
  3. インターンシップ参加インターンシップ参加 受け入れ担当者への報告・担当者からの実践指導
  4. 活動記録の提出 受け入れ担当者からのコメント 指導教員への経過報告・研究指導
  5. 学期末報告書の提出 指導教員への経過報告・研究指導
  6. 学期末報告会

教科書

各自の関心分野に応じた書籍・報告書などから学ぶことが望ましい。

    参考書

    追加の参考図書はオリエンテーション講義の折に紹介する。

    • みんなの研究倫理入門:臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか

      著者: 田代志門

      出版社: 医学書院・2018年

    • フィールドワークの安全対策

      著者: 澤柿教伸・野中健一・椎野若菜

      出版社: 古今書院・2020年

    • フィールドワークの技法と実際

      著者: 箕浦康子

      出版社: ミネルヴァ書房・1999年

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