英語文献講読

博士前期課程実践宗教学研究科 - 死生学専攻

MARL1080

コース情報

担当教員: 酒井 陽介

単位数: 1

年度: 2024

学期: 4クォーター

曜限: 木4

形式: 同時双方向型授業(Zoomなど)

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

40%

レポート

50%

詳細情報

概要

〈喪失と悲嘆〉を体験した筆者が巡礼という宗教的体験を通じて,その意味を理解し,受け止めるまでを語ったある英語著作を読むことを通して,死生学研究の基礎となる人間理解を深めるとともに英語文献読解のための基礎力を養う。特に第4クオーターでは,スピリチュアルなテーマが頻繁に出てくるので,悲嘆に関する基礎的理解を得ることを目指したい。その際,毎回,学生からの発表を聞き,ディスカッションを通して,理解を深める。

目標

1)喪失や悲嘆,そして宗教体験に関する英語文献の読解力を養う。 2)スピリチュアルなテーマに関する考察にふれる。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回 120 分程度) 1)毎回,授業で扱う課題箇所(10ページほど)を読み,抄訳を作成した上で授業に参加する。 2)文献の内容理解のために必要な知識・情報を各自で調べ準備する。 【復習】(所要時間:各回 80 分程度) 1)上記の抄訳と自筆ノートを利用し,再度体系的に授業で習ったことを確認し,振り返り,第一に取り組むべき復習となる。 2)自分なりにテーマを掘り下げ,自分なりの考えを養う。それが,講座のテーマの理解に役立ち,講義内での活発なディスカッションや,何よりも一人一人の学びと洞察(インサイト)につながる。 3)授業後に残った疑問点については,再度体系的なテキストを使用したり,担当教員に質問したりして解消を図る。

所要時間: 200分程度

スケジュール

  1. Soul Crisis
  2. The Road of Kings
  3. Alone and on Foot
  4. Desolation Road
  5. Saving Sarah
  6. Deliverance
  7. Carried by Kindness

教科書

値段は,ペーパーバック版よりもKindle版の方がお求めやすい。数社から違った版が出ているが,内容は同じである。 また,同じ題名で,別の著者が書いているものがあるので,注意すること。

  • Redemption Road: From Grief to Peace through Walking the Camino de Santiago

    著者: Brendan McManus,SJ

    出版社: Loyola Press 2016

参考書

書籍情報はありません。

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