変革型リーダシップ
応用データサイエンス学位プログラム
MADS7480
コース情報
担当教員: 眞木 和俊
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月6
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
レポート
小テスト等
詳細情報
概要
国内でもデジタル・トランスフォーメーション(DX)といわれるようになって久しいが,ビジネス現場の業務は未だにアナログな手作業に依存せざるを得ない状況が続いており,業務の生産性が飛躍的に向上したとは言い難いと思料する。 デジタル化による業務変革の要点は「①どこの何をなぜ変えるのか?という課題の設定」と「②何をいつどのように変えるのか?という課題解決の方法」を「③変革対象となる組織・プロセスに適合したやり方」で行うことにある。これらは実際に業務を実践するプロパー人材自身が変革型リーダーシップをもって実践できることが望ましい。本講義で提唱する変革型リーダーシップとは体系的な業務変革の方法論を理解し,変革推進チームのリーダーとして最大のパフォーマンスを発揮させる能力を意味する。変革型リーダーシップは座学だけではなく,ケース実践等のプラクティカルな体験学習により習得可能であり,国際標準ISO13053かつ経済産業省が提唱する「デジタルスキル標準」のビジネス・アーキテクト資格認定において採用された定量的業務プロセス変革手法「Lean Six Sigma(LSS)」によって構成される。 本講座では変革型リーダーシップを理解し,Data Inspired Transformation(DiX)に貢献できるリーダーとしての統率力を検証することを目的としている。
目標
企業や組織において,業務変革を推進するためのリーダーシップと方法論を理解し,データを活用したプロジェクトマネジメントを実践できるようにする。具体的には 1.変革型リーダーシップを学び,変革推進リーダーとしてチームメンバーや利害関係者の巻き込み方を理解する 2.取り組むプロジェクトテーマの設定方法を学び,経営課題からバイトサイズに切り出すことができるようになる 3.課題解決のアプローチ(digital-DMAIC法)を理解し,DXに代表される変革プロジェクトをマネジメントできるようになる 4.実際の変革対象テーマを設定し,課題解決の実践を通じて,変革型リーダーシップを検証できるようにする
授業外の学習
本講義では基本的に予習の必要はなく,授業後に次の授業外学習を行うことを求められる(合計200分程度)。 ・授業で課される課題(ケース演習,課題解決実践レポート,小テスト,リアクションペーパーなど)の取り組み(120分) ・授業で理解しきれなかった点や間違えた点の復習(40分) ・授業で紹介された参考資料(文献,記事,ウェブサイトなど)の学習(40分)
所要時間: 200分程度
スケジュール
- 変革型リーダーシップ概論①
- 変革型リーダーシップ概論②
- プロジェクト課題設定①
- プロジェクト課題設定②Define(定義フェーズ)
- プロジェクト課題設定③Define(定義フェーズ)
- プロジェクト課題解決①Measure(測定フェーズ)
- プロジェクト課題解決②Measure(測定フェーズ)
- プロジェクト課題解決③Analyze(分析フェーズ)
- プロジェクト課題解決④Analyze(分析フェーズ)
- プロジェクト課題解決⑤Improve(解決策検証フェーズ)
- プロジェクト課題解決⑥Improve(解決策検証フェーズ)
- プロジェクト課題解決⑦Control(管理フェーズ)
- プロジェクト課題解決⑧Control(管理フェーズ)
- プロジェクト知見の共有(発表会)
教科書
授業で配布する資料を持ってテキストに代える
参考書
必要に応じて授業中に紹介する
図解リーンシックスシグマ
著者: 眞木和俊
出版社: ダイヤモンド社・2012年