データドリブンマーケティング

応用データサイエンス学位プログラム

MADS7230

コース情報

担当教員: 伴 果純

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

レポート

20%

授業内期末試験

授業期間中

30%

その他

出席率及び授業への積極参加を重視する 無断欠席厳禁

0%

詳細情報

概要

データサイエンティストは,自らが取り扱うデータの出自への理解が不可欠です。 特に,昨今は,蓄積データに代表される「BIG DATA」領域だけではなく,「SMALL DATA」いわゆる「伝統的マーケティングリサーチ」によって得られるアンケートデータの活用が見直されています。 例えば,”教師データ”への適応や,アノテーションへの活用などです。 ややもするとデータサイエンス領域では軽視されがちなSMALL DATA領域,その根幹となる「マーケティングリサーチ(市場・消費者調査)」ですが,この領域はMBAでは必要不可欠の領域であるにもかかわらず,実践力を加味して,学べる機会は多くありません。 当該授業は,消費財における商品開発プロセスをベースに, ・マーケティングのみならず,消費者行動論や社会心理学などの学術的背景 ・実務的観点によるリサーチプロセス体系と調査手法 ・さまざまな課題に則した分析アプローチ など,網羅的・体系的に取り上げます。 さらに,BIG DATAとSMALL DATAの融合については,事例なども盛り込み,現状理解と課題について説明,さらに実務家の講演とディスカッションの場を儲ける予定です。 なお,統計解析手法を掘り下げる授業ではない点,留意ください。 当授業は,応用データ学位ブログラムにおける(CP4) 「データサイエンスを応用した実例を体感し,データの収集,分析,活用等の実践力を習得するための実践系講義科目」に対応する科目です。 当授業は,日本語による個人課題やGr.課題の作成と提出,発表と質疑応答,そしてディスカッション,学生同士の相互評価への参加が求められます。 授業進行は,参加者の状況に合わせて柔軟に進める予定です。

目標

1)伝統的マーケティングリサーチ領域について,その学術的背景,および実務方法を理解し,自らのマーケティングマネジメント力の習得・強化につなげる。 2)PDCAの概念,プロセスを理解し,現場のニーズに合わせた管理運営力(マネジメント力)の習得・強化につなげる。 2)データドリブンマーケティングについて理解し,データサイエンスにおける視野拡大につなげる。

授業外の学習

この授業は,個人演習及びグループ演習があり,それぞれの演習課題を期限内に提出し,授業内でプレゼンテーションを行うため,以下が必要な対応となります。 1)課題に対応した事例やフレームワークへの理解を深めるための,参考文献・先行研究,情報などの探索と解釈などの自己復習(100分〜) 2)課題提出,プレゼンテーションを完遂するための,事前準備,グループディスカッション,データ分析,資料作成など(100分〜)

所要時間: 200分以上

スケジュール

  1. 初回はイントロダクション ※授業計画は予定であり,受講者の状況により各テーマの回数や内容などの進捗は変更することがありうる ※外部実務家の講演も実施する予定
  2. 伝統的マーケティングリサーチ:俯瞰&インサイト
  3. 伝統的マーケティングリサーチ:インサイト〜コンセプト開発
  4. 課題発表&ディスカッション
  5. 伝統的マーケティングリサーチ:パッケージ,ネーミング,広告領域
  6. 課題発表&ディスカッション
  7. 伝統的マーケティングリサーチ:ブランドマネジメント領域
  8. 伝統的マーケティングリサーチ:顧客満足度領域
  9. 伝統的マーケティングリサーチ:調査の信頼性
  10. 伝統的マーケティングリサーチ:SMALL DATAとBIG DATAの融合
  11. 実務者の講演(予定)
  12. 実務者の講演(予定)
  13. 最終課題発表,ディスカッション
  14. 最終課題発表,ディスカッション,最終総括

教科書

最新の論文や文献,実務事例を使用するため,現時点では指定せず,授業内で案内する

    参考書

    書籍情報はありません。

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