戦略思考と意思決定

応用データサイエンス学位プログラム

MADS7220

コース情報

担当教員: 小林 裕亨

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

30%

リアクションペーパー

30%

レポート

30%

詳細情報

概要

現代のVUCA環境では,日常業務や経営判断において科学的で質の高い意思決定を行うための組織能力やプロセスを構築する必要がある。本講座では,組織の意思決定における問題点をケーススタディを通じて立体的に理解した上で,関係者からの納得感を高め実効性あるアクションに必要な視点を多面的に学習する。具体的には,不確実下での意思決定,時間軸を意識した意思決定(人ーAIインタラクション,長期シナリオに基づくバックキャスティング等)に関する理論・実践について理解する。また,学生同士のディスカッションにより,リアルな問題意識や生きた知恵について相互に学びあい,自分自身がより良い意思決定者/サポーターになるための視点を養う。

目標

1) 組織における意思決定の特徴や問題点およびその原因について基礎知識を修得する。 2) 合理的意思決定の基礎知識及び意思決定プロセスにおける組織マネジメントに必要な概念を理解する。どのような環境・問題にどのような手法や考え方を適用できるか統合的な視野を身につける。 3) 意思決定の質を継続的に向上させるアプローチや,意思決定者を支援する役割に求められるスキル・姿勢を学ぶことで,知識の応用力を身につける。 4)組織における意思決定の課題およびその対処法について論理的に記述し,的確に発表し,討議(ディスカッション)を行うことができるようにする。

授業外の学習

1) 毎回の授業で紹介される次回授業の参考文献・資料を読み,授業に出席する。予習時間としては,2~3時間程度が期待される。 2) 授業後に授業の内容をまとめたメモを作成し,グループディスカッションに向けてレジュメを準備する。作成時間としては,1時間程度。 3)参加者間に想定される基本知識のばらつきをできるだけ抑制するためにも,予習・復習時間を確保する。予習・復習時間とも毎週授業時間と同等の時間が必要となる。

所要時間: 4時間程度

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. 組織の意思決定(1)
  3. 組織の意思決定(2)
  4. 意思決定のフレームワーク
  5. 中間ディスカッション(1):現実における意思決定/判断をめぐる課題
  6. アルゴリズムとの協調による意思決定(1)
  7. アルゴリズムとの協調による意思決定(2)
  8. 中間ディスカッション(2):アルゴリズムとの協調による課題と可能性
  9. 不確実性に対する思考(1):システムズシンキング
  10. 不確実性に対する思考(2):シナリオシンキング
  11. 不確実性に対する思考(3):ディスカバリードリブンプラニング
  12. リーダーシップと意志決定/まとめ
  13. 最終発表(1)
  14. 最終発表(2)

教科書

授業と対応する箇所については講義内で随時連絡します

  • 意思決定の教科書

    著者: ハーバードビジネスレビュー編集部

    出版社: ダイヤモンド社

  • 決断の本質

    著者: マイケル・A・ロベルト

    出版社: 英治出版

参考書

書籍情報はありません。

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