生産性と企業価値のマネジメント

応用データサイエンス学位プログラム

MADS7170

コース情報

担当教員: 小林 裕亨

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水6

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

30%

リアクションペーパー

30%

レポート

30%

詳細情報

概要

今後の日本企業は,SDGsやROICなどの概念を取り入れながら社外のステークホルダーに対してオープンな姿勢で生産性高く価値を創出しなければならない。本講座では,生産性や企業価値に関する基本的な考え方,用語,フレームワークについて理解する。さらに,外部ゲスト講師によるレクチャーを通じて,データや情報を価値の源泉とする企業経営について,最新の潮流や考え方の知見を深める。

目標

1) 経営目標の設定~課題の発見と設定~課題解決~実行管理までの企業経営の基本サイクル,生産性,企業価値に関する基礎知識を習得する。 2) 企業価値に関する考え方の潮流(具体的には知的資産経営,SDGs, 市場価値,知的財産のオープン化など)について知見を広めることで多角的な視点を習得する 3) 様々な状況において企業が目指すべき目標・方向性について具体的・論理的に検討し,的確に説明・討議(ディスカッション)を行うことができるようにする

授業外の学習

1) 毎回の授業で紹介される次回授業の参考文献・資料を読み,授業に出席する。予習時間としては,200分程度が期待される。 2) 授業後に授業の内容をまとめたメモを作成し,グループディスカッションに向けてレジュメを準備する。作成時間としては,1時間程度。 3)参加者間に想定される基本知識のばらつきをできるだけ抑制するためにも,予習・復習時間を確保する。予習・復習時間とも毎週授業時間と同等の時間が必要となる。

所要時間: 4時間程度

スケジュール

  1. イントロダクション
  2. マネジメントサイクル:課題設定~解決(1) ‐基本的な考え方の習得
  3. マネジメントサイクル:課題設定~解決(2) ‐グループ演習発表
  4. 生産性(1) :オペレーション ‐基本的な知識とフレームワーク
  5. 生産性(2) 規模拡大/スケール ‐基本的な知識とフレームワーク
  6. 知的資産経営とは何か -【社外講師: 統合報告書/知的資産経営の日本における推進者】 ‐非財務情報(知的資本)の価値 / 統合報告の意義
  7. ROICによるマネジメント(1) ‐ROICの基本知識 ‐統合報告書の分析
  8. ROICによるマネジメント(2) -グループ発表
  9. 企業価値向上(1) SDGsの観点 -【社外講師:CO2削減のリーディングスタートアップ企業CEO】 ‐SDGs視点からの企業価値向上を進める視点からの日本のチャレンジと展望
  10. 企業価値向上(2)資本市場の観点 -【社外講師:データドリブン企業の価値向上を推進するグローバルファンド】 ‐グローバルPEファンドのテクノロジーセクター代表者による日本のデジタル企業の企業価値向上に関する考え方
  11. 企業価値向上(3)知的財産の観点 -【社外講師:知財・特許による業価値向上を支援する知財プロフェッショナル】 ‐知財をオープン化し標準化戦略を進めることにより企業価値を向上させる考え方
  12. 企業価値向上(4) ‐グループディスカッション
  13. 最終プレゼンテーション準備:グループワーク
  14. 最終プレゼンテーション

教科書

講義中に当該箇所を連絡します

  • 知的資本経営入門

    著者: 株式会社ICMG 船橋仁

    出版社: 生産性出版

参考書

書籍情報はありません。

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