刑法演習

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スケジュール

1. 第1回 放火罪 〔到達目標〕 建造物の意義,現住性,焼損時期などについて正確に理解し,説明できる。 具体的危険犯としての放火罪につき,危険の意義,危険の認識の要否,これらの認定方法などについて正確に理解し,説明できる。
2. 第2回 文書偽造罪 〔到達目標〕 文書概念,有形偽造の意義,作成者と名義人それぞれの判断方法などについて正確に理解し,説明できる。
3. 第3回 賄賂罪・公務執行妨害罪 〔到達目標〕 賄賂罪の保護法益論,職務行為の意義などについて正確に理解し,説明できる。 事前・事後収賄罪と単純・加重収賄罪の区別が問題となる事案について,処理できる。 職務密接関連行為の意義が問題となる事案について,処理できる。 公務執行妨害罪の保護法益と要件を理解する。 公務執行妨害罪における職務執行の意義を理解する。
4. 第4回 原因において自由な行為 〔到達目標〕 同時存在原則の意義について正確に理解し,説明できるようになる。 原因において自由な行為の理論的根拠をめぐる議論について正確に理解し,説明できるようになる。
5. 第5回 罪数論・盗品等に関する罪 〔到達目標〕 事例問題において,適切な罪数処理の能力を身につけること。 盗品等に関する罪について,判例・通説の立場から一貫した解釈ができるようになる。
6. 第6回 共犯と身分 〔到達目標〕 身分の意義に関する判例の考え方を正確に理解し,説明できる。 65条1項と2項の関係に関する議論の現状を正確に理解し,説明できる。 判例上65条の解釈が実際に問題となった事案について,処理できる。
7. 第7回 応用問題 〔到達目標〕 刑法総論・各論の横断的な知識を身につけること。 判例・多数説の正確な理解を前提とした,事案解決のための基本的な能力を修得することを目的とする。
8. 期末試験 〔到達目標〕 判例・多数説の正確な理解を前提とした,事案解決のための基本的な能力を修得することを目的とする。