憲法演習

専門職学位課程法学研究科

LWS69104

コース情報

担当教員: 上田 健介

単位数: 1

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 700

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

10%

定期試験

定期試験期間中

70%

小テスト等

20%

詳細情報

概要

人権に関する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着けるため,具体的な事案の分析・検討を行う。解説も織り交ぜながら,双方向の質疑・応答で行う。取り扱う事案のテーマについては,自由権(防御権)を基本にしながら,できるだけ多様なものとなるようにしたい。

目標

人権に関する判例・学説の横断的な理解を深め,具体的な事案に対応しうる実践的な力を身につける。

授業外の学習

予習では,事前に提示される事例に対して,適切な法律構成を考え,それを文章のかたちにして準備をしてくること。復習では,授業を踏まえて,事例の分析方法や前提となる判例・学説について確認をしたうえで,事前に準備した文章を適宜修正して自分なりの文章を完成させる。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. 第1回 事例検討(1):憲法上の権利に対する規制の合憲性の判断枠組み ・自由権に関する事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 ・自由権規制の合憲性の判断枠組みに関する,学説・判例の特徴について整理をしてみずからその判断枠組みを使用できるようにする。 〔到達目標〕 ○自由権規制の合憲性の判断枠組みに関する,学説・判例の特徴について説明できる。 ○立法事実及び司法事実の意味,並びに,違憲審査において立法事実の検証が果たす意義について,違憲審査基準と関連付けて説明することができる。 ○憲法上の権利の規制に対する合憲性の判断枠組みを適切に使用できる。 ○制約の類型と強度について説明できる。
  2. 第2回 事例検討(2) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  3. 第3回 事例検討(3) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  4. 第4回 事例検討(4) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  5. 第5回 事例検討(5) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  6. 第6回 事例検討(6) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  7. 第7回 事例検討(7) ☆小テスト【教科書,参考書など持ち込み不可】 ・事例問題について,質疑応答を交えつつ検討する。 〔到達目標〕 〇具体的な事例の分析・検討を通じて,関連する判例・学説の横断的な理解を深めるとともに事案の分析能力を身に着ける。
  8. 第8回 期末試験 ・事例を提示し,そこに含まれる憲法上の問題点について,必要に応じ,参照とする判例や自己と異なる見解に言及しながら,論じてもらう【教科書,参考書など持ち込み不可】 〔到達目標〕 〇第1回~第7回の学習に基づいて事案の分析能力を身に着ける。

教科書

判例集としては,『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第7版〕』(有斐閣,2019年),『精読憲法判例(人権編)』(弘文堂,2018年)を使用する。教科書は,授業中に学説等を解説するのに必要があれば,安西文雄=巻美矢紀=宍戸常寿『憲法学読本〔第3版〕』(有斐閣,2018年)を用いるが,手元には各自が使っている基本書を置いてもらえればよい。

    参考書

    書籍情報はありません。

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