法律文書作成の基礎
専門職学位課程法学研究科
LWS63700
コース情報
担当教員: 寺澤 春香
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 700
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
10%
リアクションペーパー
10%
レポート
70%
詳細情報
概要
法律文書作成の方法を学ぶ。基本的な作法だけにとどまらず,法律家としての説得力のある法律文書を作成するための技法や視点を解説する。また,実際に文書を作成する練習をすることで,実践的な技術を身に付ける。
目標
法律文書作成の基本的な作法を身に付け,テーマに応じた法律文書を自ら作成できるようになる。
授業外の学習
予習として,課題の作成が必要になる。予習・復習として,教科書の読み込み等。復習としては,答案の書き直しが望ましい。
所要時間: 190分
スケジュール
- 1.【授業内容】法律文書作成の意義及び目的 法律文書作成の目的から,一般文書作成との共通点及び相違点を明らかにする。また,具体的な法律文書作成の方法について総論的な視点を提示する。 【到達目標】 〇法律文書作成の目的を理解する。 〇法律文書と一般文書の共通点及び相違点を理解する。 〇具体的な法律文書作成の方法及び視点をイメージできる。
- 2.【授業内容】法律文書作成の視点 読みやすい文章,分かりやすい文章,論理的な文章の作成について,方法論を解説する。 【到達目標】 〇読みやすい文章を作成するための視点を獲得する。 〇分かりやすい文章を作成するための視点を獲得する。 〇論理的な文章を作成するための視点を獲得する。
- 3.【授業内容】概念の説明及び条文の適用 概念を説明する文章の作成方法を解説する。法令の条文を使った法律文章の作成方法を解説する。実際に文章を作成する。 【到達目標】 〇概念の説明及び条文の適用の作成方法を理解する。 〇概念の説明をした文章を実際に書くことができる。 〇条文の適用をした文章を実際に書くことができる。
- 4.【授業内容】法解釈 法解釈を文章で作成する方法を解説する。条文と文言との関係,解釈の方法,自説と他説の峻別など。実際に文章を作成する。 【到達目標】 〇法解釈の方法を理解する。 〇法解釈を文章で作成する方法を理解する。 〇法解釈をした文章を実際に書くことができる。
- 5.【授業内容】規範とあてはめ 定立した規範に,具体的な事実をあてはめる方法を解説する。実際に文章を作成する。 【到達目標】 〇規範とあてはめの意味を理解する。 〇規範とあてはめを文章で作成する方法を理解する。 〇定立した規範に,具体的な事実をあてはめた文章を実際に書くことができる。
- 6.【授業内容】事例検討 事例を検討した成果を文章で作成する方法を解説する。実際に文章を作成する。 【到達目標】 〇事例検討の意味を理解する。 〇事例検討をした文章を作成する方法を理解する。 〇事例検討をした文章を実際に書くことができる。
- 7.【授業内容】事例検討とまとめ 事例を検討した成果を文章で作成する方法を解説し,法律文書作成についての総まとめの解説をする。実際に文章を作成する。 【到達目標】 〇事例検討をした文章を作成する方法を理解する。 〇事例検討をした文章を実際に書くことができる。 〇法律文書作成の技術を理解する。
教科書
木山泰嗣「センスのよい法律文章の書き方」中央経済社・2018年
「センスのよい法律文章の書き方」
著者: 木山泰嗣
出版社: 中央経済社・2018年
「法学ライティング」
著者: 木山泰嗣
出版社: 弘文堂・2015年
参考書
書籍情報はありません。