租税法 II
専門職学位課程法学研究科
LWS52300
コース情報
担当教員: 南 繁樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 700
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
30%
レポート
70%
その他
授業参加の評価要素(30%)の内訳 出席日数,授業への参加態度,授業での発言内容,講義内容の準備等を考慮して評価する。
30%
詳細情報
概要
・質問は,TKCのQ&A,メールで受け付ける。教員のメールアドレスは以下のとおり。 [email protected] ・受講にあたっては,租税法Ⅰを受講していることが望ましいが,受講の条件とはしない。
目標
租税法の基本的な知識及び考え方を復習し身につける。
授業外の学習
予習としては,所得税法に関しては佐藤英明「スタンダード所得税法 <第3版>」,法人税法に関しては「スタンダード法人税法<第2版>」の該当箇所を読んでおくこと。
所要時間: 190分
スケジュール
- 第1回 [授業内容] (所得税法)所得税法の基礎の復習 〔到達目標〕 ○前期に習得した所得税の基礎としての所得概念や所得税の基本的な仕組みについてについて,復習する。
- 第2回 〔授業内容〕 (法人税法)企業課税と個人課税 〔到達目標〕 ○法人税と個人所得税を比較し,法人税の特色を理解する。
- 第3回 [授業内容] (法人税)法人所得の計算 〔到達目標〕 ○法人所得の意義と,企業会計と租税法会計の関係を理解する。
- 第4回 [授業内容] (法人税法)益金 〔到達目標〕 ○法人税法２２条２項の構造を理解する。
- 第5回 〔授業内容〕 (法人税法)益金 〔到達目標〕 ○無償取引(資産譲渡)の取扱いについて理解する。
- 第6回 [授業内容] (法人税法)益金 ○無償取引(役務提供)の取扱いについて理解する。
- 第7回 〔授業内容〕 (法人税法)益金 ○無償取引について,資産譲渡と役務提供を合わせて,統一的に理解する。
- 第8回 〔授業内容〕 (法人税法)損金 〔到達目標〕 ○法人税法22条3項に関し,原価と費用について正確に理解させる。
- 第9回 〔授業内容〕 (法人税法)損金 〔到達目標〕 ○法人税法22条3項に関し,損失について正確に理解させる。
- 第10回 〔授業内容〕 (法人税法)別段の定め 〔到達目標〕 ○受取配当の益金不算入,評価益の益金不算入,役員給与について,理解する。
- 第11回 〔授業内容〕 (法人税法)別段の定め 〔到達目標〕 ○役員給与について,理解する。
- 第12回 〔授業内容〕 (法人税法)別段の定め 〔到達目標〕 ○寄附金の損金不算入,交際費の損金算入制限について理解する。
- 第13回 [授業内容] (法人税法)出資と分配 〔到達目標〕 ○資本等取引(株主法人間取引)について理解する。
- 第14回 〔授業内容〕 (所得税法・法人税法)事例研究 〔到達目標〕 ○具体的な事例を取り上げて,所得税法及び法人税法を当てはめて,結論を導く方法を理解する。
教科書
初回に指示するので,それまでは教科書は購入しなくてよい。
スタンダード所得税法 <第3版>
著者: 佐藤英明
出版社: 弘文堂
スタンダード法人税法<第2版>
著者: 渡辺徹也
出版社: 弘文堂
租税法判例六法 第5版
著者: 中里実・増井良啓編
参考書
ケースブック租税法 第5版
著者: 金子宏他編著
出版社: 弘文堂
租税判例百選 第7版
著者: 中里実他編著
出版社: 有斐閣