国際仲裁・ADR
専門職学位課程法学研究科
LWS51400
コース情報
担当教員: 森下 哲朗
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期集中
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 700
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
①授業への参加,②ロールプレイにおけるパフォーマンス,③準備書面,報告書や仲裁判断等の課題等の総合評価による。
詳細情報
概要
夏休みの3日間を利用して行う集中講義形式。平成16年度から平成18年度に法科大学院等形成支援プログラムの一環として実施した3回のワークショップおよび平成19年度から20年度に実施した専門職大学院等教育推進プログラムの一環として実施した2回のワークショップ(詳細は,http://lawschool.cc.sophia.ac.jp/project/index.htmlを参照)を引き継ぐもので,長島・大野・常松法律事務所の弁護士の協力も得て,商事仲裁,調停のロール・プレイを行うほか実務的な講義や参加者が作成した書面等についての講評,参加者自身による自己分析等を行う。 参加者は代理人弁護士役か仲裁人・調停人役のいずれかで参加する。代理人役は4名程度で1チームを構成し,予め準備書面を提出することが求められるほか,依頼人役との面談等も行う。仲裁人・調停人役は仲裁判断や調停案を作成することが求められる。 他大学からの参加者も招き,ワークショップ形式で実施する。
目標
○ 仲裁,調停といった手続について基本的な理解を得るとともに,手続の違いを実感する。 ○ 調停における依頼人との交渉を体験し,依頼人との望ましい関係の構築のためのヒントを得る。 ○ 仲裁の準備書面を書くこと(代理人役)あるいは仲裁判断を書くこと(仲裁人役)により,法律文書の作成を実体験し,より良い法律文書を作成するうえのヒントを得る。 ○ 代理人として,説得力ある口頭での弁論を行うことの重要性を理解する(代理人役)。 ○ 仲裁人・調停人役として,効率的かつ公平に手続を遂行することの重要性を理解する(仲裁人・調停人役)。 ○ 予防法務の視点を理解し,紛争経験から予防法務的なアドバイスを導き出すことの重要性を理解する。
授業外の学習
ワークショップ前の問題の検討,準備書面やメモの作成等の準備,ロールプレイ後の自己分析シートの作成等が求められる。
所要時間: 190分
スケジュール
- ○事前課題 約1か月前 模擬仲裁・模擬調停の問題の公表 約3週間前 問題に対する質問期限 約2週間前 申立人側仲裁準備書面提出期限(当事者代理人) 約1週間前 調停方針メモ提出期限(当事者代理人) 約5日前 被申立人側仲裁準備書面提出期限(当事者代理人) 約2日前 仲裁論点メモ提出期限(仲裁人) ○3日間のスケジュール 集中講義は,概ね,以下のスケジュールで実施する(詳細については変更の可能性がある) 第一日 9:00~ 開会式・講演 10:00~ 模擬調停 16:45~ 調停結果の発表と講評 18:00~ 意見交換会 夜間課題:調停自己分析シート作成 第二日 9:00~ 調停自己分析・自己分析結果の公表 9:45~ 模擬仲裁 15:15~ 講評 夜間課題:仲裁自己分析シート作成 仲裁判断作成(仲裁人) 依頼人宛メモ(仲裁の見込みと予防法務的視点からの対策について)作成(当 事者代理人) 第三日 9:00~ 仲裁自己分析 9:45~ 自己分析結果の公表 11:00~ 準備書面の講評 13:00~ 予防法務の視点(講評) 15:15~ 仲裁判断の発表と講評 16:15~ 閉会式
教科書
特になし
参考書
書籍情報はありません。