エクスターンシップ II(法曹)

概要

エクスターンシップの受入れ先となる各法律事務所において,研修生として法律事務所での仕事の概要を見聞し,自ら実務を体験することによって,法曹としての使命感を肌で感じ,実務感覚を習得することを目的とする。法科大学院の長期休暇中に研修先で集中して体験する方式をとる。事前の準備として,法科大学院の学生として法律事務所等で研修する際に必要な予備知識と心得などについて事前講義を行うので,必ず受講することが必要とされる。 1～2週間の研修を体験して,レポートを作成し,エクスターンシップ運営委員会で単位修得を認めた場合には,2週間の研修については,エクスターンシップⅠ及びⅡの計2単位を修得する。1週間の研修については,エクスターンシップⅠあるいはⅡの1単位のみを修得する。なお,エクスターンシップ(法曹),エクスターンシップ(企業等),エクスターンシップ(公務)の区別にかかわらず,修了に必要な単位としての認定は,エクスターンシップ全体で2単位が上限である。

目標

法科大学院生について認められたエクスターンシップ制度であることを十分に自覚し,明確な目的意識をもって実務研修に赴き,真摯な態度で研修に従事し,机上の学習では得難い実務を体験することによって,将来の法曹等の法律専門家としての資質を高めることを目的とする。

授業外の学習

事前授業によって,法律事務所等で研修するに当たっての必須の作法・心得を修得し,守秘義務の重要性について十分理解したうえで,研修に臨む。 研修先の指導担当弁護士等の指示により,与えられた課題について,十分な予習・復習を行う。さらに,研修期間中の実務体験に関して,自ら積極的に検討課題を探求し,学習し,レポートをまとめる。

所要時間: 190分