刑事実務

専門職学位課程法学研究科

LWS51100

コース情報

担当教員: 朝山 芳史

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 700

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

その他

法科大学院の成績評価基本原則による。①授業における発言内容,②課題の取組み,③参加状況(積極性,姿勢等)を総合して評価する。その割合は,おおむね3:5:2とする。

100%

詳細情報

概要

本講義は,訴訟実務基礎(刑事)の授業内容をさらに深め,判例等に現れた理論的・実務的問題に関する課題を検討する方法により,実務上生起する問題の解決を模索しながら,刑事実務の一層の理解を図るものである。本講義は,演習形式により行うものとし,各受講生が,あらかじめ,課題や設問について,関連する判例等を参照するなどして,十分に検討した上で授業に臨み,受講生相互の活発な議論を行うことが必須である。 課題,必要な資料については,TKCの科目サイトの授業日欄に掲載する。 質問がある場合には,直接教員宛てにメールをすること。 14回の授業のうち,2名の教員がそれぞれ各7回を担当する。今年度は,前半7回を小林が,後半7回を朝山がそれぞれ担当する。 具体的には,以下のとおりである。 小林教授の担当にあっては,事例問題の形式を用いて,捜査及び公判の各段階において生じる実務上の諸問題を取り上げて,討議を行う。 朝山教授の担当にあっては,公訴提起から裁判までの手続に関する流れを確認した上で,最高裁判所等の判決を参考にして,令状処理上の諸問題,公判実務における訴訟上の諸問題について,討議を行う。

目標

刑事訴訟上生起する諸問題について,実務的観点を含め,対応する能力を身につける。

授業外の学習

毎回課題を出題するので,事前に各自レポートを作成して提出する。当該テーマに関し,事前に資料等を読み込み,討議に備える。

所要時間: 約190分

スケジュール

  1. 小林教授の担当回(前半)は,第1~6回の授業において,捜査上及び公判上の諸問題を含む長文の事例問題を題材として,各問題について実務的な観点を踏まえて検討を加える。最終回の第7回授業では,それまでの授業で取り扱った捜査上・公判上の諸問題を含む事例問題について即日起案を実施する。
  2. 朝山教授の担当回(後半)は,2年次の刑事訴訟法A・B,訴訟実務基礎(刑事)を受けて,刑事訴訟法上の解釈問題を取り上げて検討を加える。刑事裁判実務において生起する令状処理上,公判手続上の諸問題について,設例形式の問題を用意して検討を加える。毎回提出された答案は,コメントを付して返却する。

教科書

テキストは用いない。あらかじめ事例問題や設問を用意するが,その中で適宜指示する。

    参考書

    大澤裕=川出敏裕編・刑事訴訟法判例百選(第11版)(有斐閣,2024年)

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