ドイツ語圏のことばと文化B

共通 - 言語教育研究センター

LGMN3000

コース情報

担当教員: 長谷川 悦朗

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

20%

リアクションペーパー

40%

レポート

40%

詳細情報

概要

映画を教材としてドイツ近現代の歴史的展開をたどります。6本のドイツ映画はいずれもドキュメンタリーではないものの,現実の歴史的事件に取材したものです。また,それらの映画の多くに共通するのは,10代から20代にかけての若年層の視座から物語が進行してゆく点であり,時代の荒波に翻弄された青少年がどう生きたのか,あるいは生きざるを得なかったのかも考察課題となります。授業では,該当する映画に立脚してドイツ語学習者向けに作成された教材から抜粋した文章を読解するとともに,その映画を冒頭から前半まで鑑賞します。また,授業時間内のリアクションペーパー提出も複数回求められます。映像メディアと結びついたドイツ語学習の好機であるとともに,作中登場人物たちと約150年間のドイツ歴史紀行へと旅立つ授業です。

目標

文化事象について書かれた平易なドイツ語文章を読解できる。 個別の映画の背景をなす歴史的事件や時代状況を説明できる。 現代ドイツ語圏の諸問題について歴史的展開も踏まえて説明できる。 映画内の状況に置かれたと仮定した場合の自身の選択肢とその根拠について考察できる。

授業外の学習

予習・復習時間を確保する。予習としては,前週に配布される印刷物の意味内容を把握することが中心課題です。また,復習としては,授業で新たに学習したドイツ語知識を定着させることの他,授業時間内に視聴できなかったDVD後半を6号館1階LLCなどで終わりまで視聴することも含まれます。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ドイツ映画とドイツ近現代史への導入
  2. 多民族・多文化共生社会としての現代ドイツ
  3. 映画『はじめてのおもてなし』
  4. ドイツ統一と帝国主義時代
  5. 映画『コッホ先生とぼくらの革命』
  6. ナチス第三帝国と抵抗運動
  7. 映画『ゾフィー・ショㇽ 白バラの祈り』
  8. 西ドイツの戦後復興
  9. 映画『ベルンの奇蹟』
  10. 東ドイツにおける体制批判
  11. 映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』
  12. 東西ドイツ分断から統一へ
  13. 映画『善き人のためのソナタ』
  14. 総括と課題発表

教科書

教室で印刷物を配布します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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