ドイツ語圏のことばと文化A

共通 - 言語教育研究センター

LGMN2990

コース情報

担当教員: 長谷川 悦朗

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

20%

リアクションペーパー

40%

レポート

40%

詳細情報

概要

オペラ・フェスティヴァル及び野外劇上演という事象について知見を広めるとともに理解を深めてゆきます。いずれもドイツ語圏を代表する舞台メディアの一類型ですが,オペラ・フェスティヴァルは常設オペラハウスにおけるシーズン興行とは異なる時季と立地において開催される点で,野外劇の多くはプロ集団でなく地元住民が日常生活から一時的に離脱して上演する点で,非日常の「祝祭」が鍵概念です。各回の授業では,個別の興行や上演の来歴や意義について記述された平易なドイツ語文章を読解する他,該当する映像資料を視聴します。また,授業時間内のリアクションペーパー提出も複数回求められます。さらに,履修者各自の興味に応じて他の言語圏や日本国内の類似する催事や祭礼との比較対照も試みるため考察対象は柔軟にそして無限に広がってゆきます。

目標

文化事象について書かれた平易なドイツ語文章を読解することができる。 ドイツ語圏のオペラ・フェスティヴァルと野外劇上演の概要を説明することができる。 他の言語圏や日本国内における類似の催事や祭礼と比較対照できる。

授業外の学習

予習・復習時間を確保する。予習としては,前週に配布される印刷物と取り組み,理解できた箇所とそうでない箇所を明確にしておくことが中心課題です。復習としては,授業で新たに学習したドイツ語知識を定着させる他,授業時間内での映像視聴には時間的制約が伴うため,各自がウェブサイト上の動画を視聴することも求められます。また,授業で扱われた題材については,文献資料はもちろんのことネット情報も適切に活用して調査を深める必要があります。とりわけ他の言語圏や日本国内との比較対照を試みる場合,ウェブサイトを駆使することは有効です。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. オペラ・フェスティヴァルと野外劇上演への導入
  2. ハーメルンの鼠捕り男劇
  3. ハルツ地方の魔女祭
  4. 世紀から19世紀までのオーバーアマガウ受難劇
  5. 世紀以降のオーバーアマガウ受難劇
  6. 三十年戦争に由来する歴史祭及び歴史劇
  7. ヴィルヘルム・テル野外劇
  8. 夏季クラシック音楽フェスティヴァル
  9. ザルツブルク・フェスティヴァル
  10. バイロイト・フェスティヴァル
  11. オクトーバーフェストと収穫祭
  12. ヴィーン舞踏会
  13. 謝肉祭から復活祭へ
  14. 総括と課題発表

教科書

教室で印刷物を配布します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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