金融法
法学部
LAW80400
コース情報
担当教員: 森下 哲朗
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金1
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
レポート
70%
その他
・平常点 (30点): 授業への参加状況により評価する。
30%
詳細情報
概要
金融は社会経済活動の至るところに関連するため,金融に関する法制度について基本的な知識を有していることは有益である。本授業では,信託,金融商品取引,保険,銀行という4つの分野を中心に,実務的な視点も大切にしながら,金融に関する法的問題を幅広く検討する。
目標
本授業で取り扱う金融法(信託法・金融商品取引法・保険法・銀行法)の規制の体系や基本的知識を,実務上問題となる近年のケースや現代的課題を踏まえて理解することができる。
授業外の学習
事前資料を検討したうえでの授業参加が求められる。
所要時間: 190分
スケジュール
- 第1回 金融規制の枠組み【担当:森下】 *授業の順番は変更になる可能性がある。 [授業内容] 銀行,証券会社,保険会社,信託銀行等の監督を行う金融庁の役割や金融監督法制の枠組み,金融監督に関する課題について解説する。 [到達目標] 〇我が国の金融監督の仕組みや課題について,基本的な理解を得る。
- 第2回~第5回 信託法【担当:井上】 〔授業内容〕 「信託の基本的な仕組み」,「信託財産」,「受託者の義務」,「金融取引への応用」の各項目について,全4回を通じて解説する。 〔到達目標〕 〇信託法および関連法令について,基本的知識を習得し,その体系を理解することができる。 ○ 実務上問題となる近年のケースについて理解することができる。
- 第6回~第9回 金融商品取引法【担当:早川・藤田】 〔授業内容〕 「金商法総論」,「開示規制」,「金融商品取引業者の業務の規制」,「不公正な取引に対する規制」の各項目について,全4回を通じて解説する。 〔到達目標〕 〇金融商品取引法および関連法令について,基本的知識を習得し,その体系を理解することができる。 〇 実務上問題となる近年のケースについて理解することができる。
- 第10回~第12回 銀行法【担当:森下】 [授業内容] 「銀行と規制」,「規制の概要」,「参入に関する規制」,「業務範囲に関する規制」,「行為規制」,「健全性に関する規制」,「銀行のガバナンス」,「金融グループの規制」の各項目について,全3回を通じて解説する。 〔到達目標〕 〇銀行法および関連法令について,基本的知識を習得し,その体系を理解することができる。 実務上問題となる近年のケースについて理解することができる。
- 第13回~第14回 保険法【担当:早川】 〔授業内容〕 「保険と保証・担保」,「保険法の基礎理論とその背後にある金融取引」の各項目について,全2回を通じて解説する。 〔到達目標〕 〇保険法および関連法令について,基本的知識を習得し,その体系を理解することができる。 〇実務上問題となる近年のケースについて理解することができる。
教科書
開講時に紹介する。
参考書
開講時に紹介する。