刑法特殊講義 III
法学部
LAW78420
コース情報
担当教員: 佐藤 結美
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
100%
詳細情報
概要
刑法各論における財産犯の重要論点に関し,判例・通説に基づいて説明する。 特に,財産犯相互の関係を主要なテーマとする。
目標
刑法各論の財産犯に関する基本的な知識・理解を前提として,事例問題を解く能力を向上させる。
授業外の学習
判例を含め,各回の基本的な内容について事前に予習し,授業後は質問等で疑問点を解消の上,理解を定着させることが必要です。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 財産犯総論
- 窃盗罪と占有離脱物横領罪(占有の観点から)
- 窃盗罪と毀棄隠匿罪(不法領得の意思の観点から)
- 強盗罪の相互関係(1項強盗罪・2項強盗罪・事後強盗罪)
- 詐欺罪の成立要件
- 特殊詐欺に関する諸問題
- 横領罪の成立要件
- 背任罪の成立要件
- 横領罪と背任罪の区別
- 財産上の利益を対象とする犯罪(2項犯罪)
- 電子計算機使用詐欺罪
- 不動産侵奪罪
- 預金に関する犯罪(誤振込など)
- クレジットカードの不正使用
- 期末試験(期末試験期間中)
教科書
特定の教科書を指定するものではありませんので,参考となるテキストや資料は授業内で適宜お伝えします。
参考書
書籍情報はありません。