刑法特殊講義 II

法学部

LAW78410

コース情報

担当教員: 照沼 亮介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

定期試験

定期試験期間中

70%

その他

「その他」は,中間段階で課題レポートを課すことを想定しています(Moodleで掲出します)。

30%

詳細情報

概要

※刑法総論の重要論点に関し,代表的な判例を用いて講義形式で説明していきます。成績評価の要素とはしませんが,随時受講者とアトランダムに質疑応答をしながら,なるべく双方向で進行する予定です。 ※各回のレジュメ及び参考資料をMoodle上に掲示しますので,これらを手掛かりに予習して授業に臨んで下さい。

目標

刑法総論の重要論点に関する基本的な知識・理解を身に着けた上で,代表的な判例の事案における解決が導けるようになる。

授業外の学習

判例を含め,各回の基本的な内容について事前に予習し,授業後は質問等で疑問点を解消の上,理解を定着させて下さい。 受講者各自のレベルにもよりますが,最高裁判例に関しては調査官解説も逐一掲げておきますので,上記のいずれかの過程でなるべく目を通しておいて欲しいと思います。

所要時間: 目安として200分。

スケジュール

  1. 段階の体系,違法本質論
  2. 因果関係
  3. 不作為犯
  4. 具体的事実の錯誤・抽象的事実の錯誤
  5. 正当防衛①(急迫性,防衛意思)
  6. 正当防衛②(相当性,防衛行為の一体性)
  7. 被害者の承諾
  8. 実行の着手
  9. 共同正犯
  10. 共犯関係の解消,共謀の射程
  11. 共犯と錯誤,共同正犯の成立範囲(60条の適用範囲)
  12. 承継的共犯
  13. 共犯と身分
  14. 幇助犯の限界,共同正犯と正当防衛
  15. 期末試験

教科書

教科書は便宜上テキスト1を指定していますが,他のものでも構いません。毎回,テキスト2で少なくとも対象判例の内容はきちんと確認しておいて下さい。

  • 『一歩先への刑法入門』(総論部分)

    著者: 照沼亮介ほか

    出版社: 有斐閣,2023年

  • 『刑法判例百選Ⅰ総論』

    著者: 佐伯仁志ほか編

    出版社: 有斐閣,2020年

参考書

用途別の文献案内についてはMoodleに掲示します。

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.