高度専門演習 IV(生命倫理と法)
法学部
LAW78030
コース情報
担当教員: 奥田 純一郎
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金2
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
10%
授業参加
90%
詳細情報
概要
英語による生命倫理の事例検討文献を購読した上で,議論を行う。 素材となる文献はアメリカの生命倫理研究の老舗にして中心の一つとされるヘイスティングス・センターの発行する雑誌Hastings Center Reportに掲載されたCase Studyから抜粋した10件程度の事例である。個別的な医療現場に関わるものから公衆衛生や研究倫理,公共政策に関わるものまで,扱う主題は多岐に及ぶ。 素材は英語文献であるが,議論は日本語で行う。
目標
生命倫理上の葛藤が生じる難事件(Hard Cases)につき,如何にして法的解決を導くかを考察することにより,多様な当事者の利害や視点がぶつかり合う中でも全員に共有可能な基盤を持った解決策を思考する姿勢を身につける。
授業外の学習
予習:該当回のテーマに関し,文献を読んで疑問点や自己の見解を確立する。 復習:授業中に行われた議論を踏まえ,事前に持っていた自己の見解を深化させ,中間討論・総括討論でのプレゼンテーションに反映させる。
所要時間: 予習120分・復習120分程度
スケジュール
- ガイダンス及び分担決定。この際に進行予定を決定するので,第1回目に欠席した場合は受講を認めない。
- 事例検討(1)
- 事例検討(2)
- 事例検討(3)
- 事例検討(4)
- 事例検討(5)
- 中間討論
- 事例検討(6)
- 事例検討(7)
- 事例検討(8)
- 事例検討(9)
- 事例検討(10)
- 事例検討(11)
- 総括討論
教科書
第1回のガイダンスの際に,印刷教材として配布する。出典はHastings Center Reportに掲載されたCase Studyから抜粋したものである。従って第1回を欠席した者は受講を認めない。
参考書
ジュリスト増刊 ケーススタディ生命倫理と法(第2版)
著者: 樋口範雄(編)
出版社: 有斐閣