高度専門演習 III(政治経済学)

概要

本演習は,政治学の中の政治経済学に焦点を当て,その分析対象,接近方法,理論的・実証的課題などを演習形式で学ぶ授業である。 特定の前提科目は指定しないが,高度専門演習という位置づけから,加藤担当の「政治学」はもとより,その他法学部および他学部提供の政治学関連科目のいくつかは授業履修済みであることが強く望まれる。毎週の授業では,予習として課題文献の周到な読み込みはもちろんのこと,演習中の発言内容も厳しく評価される。政治学関連の科目履修がない学生の単位取得は相当難しい演習である。

目標

最終的に受講学生は,自分の関心のある政治経済分野に関する有意義な「問い」を創出し,将来のさらなる探求の契機を見出すことが期待される。

授業外の学習

授業前は,毎週70ページ程度の課題文献を丁寧に読み込み,クラス全体のディスカッションにおいて明確な論点提起を行う準備をする。授業後は,自分と他者との論点を比較検討し,学期末に提出する「問い」に関する1枚ペーパーの準備を行う。ペーパーの提出は単位取得の必要条件となる。また,追試験が認められる理由(病気,三親等以内の忌引き,災害,交通機関の遅延,裁判員制度での選任)以外で,2回以上(2回を含む)欠席をした学生は評価の対象としない。

所要時間: 200分