選択演習A(民法)

法学部

LAW77103

コース情報

担当教員: 小山 泰史

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木5

形式: 対面授業

レベル: 400

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

リアクションペーパー

10%

レポート

40%

詳細情報

概要

民法上の,主として財産法に関する重要論点の検討。その過程で,各裁判例固有の「事実」が,判決の結論にどのような影響を与えているかを読み取れるようになること。 【進め方】詳しくは開講時に相談しますが・・・, ・1件の判決を素材とした論点の抽出とその検討(ゼミ生全員で)。 ・個別の判例を各グループ(1名個人単位から最大2名程度)毎に分担し,第1審から最高裁に至るまでの審理の経過を含めた詳細な検討等。特に,最高裁が原審を破棄した「破棄判例」の検討、等。 *期末には,例えば「判例評釈」等の,一定の形式を備えたレポート(ゼミ論文,注での正確な文献引用方法を具備するもの)の提出を求めます。レポート執筆は個人単位で行います。

目標

例えば,最高裁が原審を破棄している場合,最高裁が原審のどの判断ないし事実認定の不十分さを指摘して破棄したのか、その理由を理解できること。 あるいは,第1審から最高裁およびその差戻審まで継続して読んでいくことで,各審級の裁判所の判断の変遷と違いを理解できるようになること。 期末のレポートにおいて,脚注のついた文献引用の適切になされた,一定の形式を履践したレポートを執筆できること。

授業外の学習

割り当てられたテーマについて,各自予習して簡単にまとめてくること。担当回については相当の時間の準備が必要であり,また,担当でない回も十分な予習が必要である。 なお,リアクションペーパーで当該授業回の内容の要約を提出してもらうことを考えている。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 初回に参加者の問題関心を聞いたうえで,検討するテーマを決定する。検討グループ以外が受け身にならないように気をつける。 初回は,事前に配布する課題を検討する予定。
  2. 検討課題その1(民法総則分野)・1回目
  3. 検討課題その1・2回目
  4. 検討課題その2(民法総則分野)・1回目
  5. 検討課題その2・2回目
  6. 検討課題その3(物権法分野)・1回目
  7. 検討課題その3・2回目
  8. 検討課題その4(債権総論)・1回目
  9. 検討課題その4・2回目
  10. 検討課題その5(債権各論)・1回目
  11. 検討課題その5(債権各論)・2回め
  12. 検討課題その6(家族法分野)・1回目
  13. 検討課題その6(家族法分野)・2回目
  14. 検討課題その6(家族法分野)・3回目
  15. レポート課題:ゼミで学習する予定であったテーマを提示し,それらについてウェブ等で情報を収集した上,適宜レポートにまとめてメールまたはMoodleを通じて提出することを求める。

教科書

テキストは,春学期は百選Ⅰ・Ⅱ,秋学期は百選Ⅲを主に使用する予定。 しかし,あくまで目安である。

  • 『民法判例百選Ⅰ 総則・物権(第9版)』

    著者: 潮見佳男=道垣内弘人編

    出版社: 有斐閣・2023年

  • 『民法判例百選Ⅱ 債権(第9版)』

    著者: 中田裕康=窪田充見編

    出版社: 有斐閣・2023年

  • 『民法判例百選Ⅲ 親族・相続〔第3版〕』

    著者: 大村敦志=沖野眞己編

    出版社: 『民法判例百選Ⅲ 親族・相続〔第3版〕』

参考書

書籍情報はありません。

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