基礎演習A(環境法)
法学部
LAW75114
コース情報
担当教員: 桑原 勇進
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
50%
授業参加
50%
詳細情報
概要
環境法学習に当たって理解が必須となる問題につき,具体の裁判を通じてアプローチする。
目標
環境法におけるいくつかの基本問題について,正確・確実に理解すること。
授業外の学習
報告担当の回は,相当な準備を要する。少なくとも3週間ほどは必要予想する。報告担当回でない場合は,2~3時間くらい。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス
- デモ
- 報告に関する具体的な質疑等
- 過失:大坂アルカリ事件。水俣病隈本地裁判決も
- 因果関係:イタイイタイ病訴訟
- 因果関係:訴訟上の証明について――新潟水俣病判決
- 環境権:伊達火力——大阪弁護士会環境研究会の提唱した環境権とは何か
- 共同不法行為:四日市公害事件判決
- 受忍限度論における公共性:名古屋新幹線訴訟
- 受忍限度論の具体的な適用:国道43号線訴訟。広島高判平成26年1月29日も
- 証明困難と平穏生活権:国立感染症研究所事件訴訟
- 廃棄物の概念:おから訴訟。東京高判平成20年4月24日も
- 行政の責任――権限不行使の違法性:最判令和4年6月17日(福島第一)。泉南アスベスト訴訟,水俣病訴訟も。
- 新しい行政訴訟類型:鞆の浦訴訟――行政訴訟の基本的な要件(原告適格等)を踏まえて
教科書
指定しない。各自が有する教科書の外,必要であれば,図書館所蔵の基本書を利用されたい。
参考書
書籍情報はありません。