基礎演習A(刑法)

法学部

LAW75107

コース情報

担当教員: 照沼 亮介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金5

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

その他

「その他」は報告内容とする(報告形式でなかった場合は,この部分は「授業参加」の項目に合算する)。 なお,「出席状況」は出席を前提とした参加の積極性を指す。 また,「授業参加」は報告担当時以外での発言内容を指す。

60%

詳細情報

概要

※刑法総論の重要論点を取り上げ,全員で意見交換する。 ※基本的に各回のテーマについて報告担当者が事前にレジュメを作成・共有した上で報告してもらう形式を想定しているが,受講者数が少ない場合には報告でなく双方向の質疑応答のみとし,平常点・発言内容のみによる評価を行う予定である。

目標

※刑法総論の重要論点,特に代表的な判例・学説の内容について,基本的な知識・理解を正確に身に着ける。 ※意見交換を繰り返し行い,法学部生として必要となる基本的な素養を身に着ける。

授業外の学習

※特に報告担当の場合は,遠慮なく事前にメールで質問・相談して下さい(そのようにして貰わないと「ゼミ」として機能しないおそれもありますので,極力お願いします)。

所要時間: 目安として200分(報告担当でない場合)。

スケジュール

  1. ガイダンス(自己紹介,配布物の説明,今後の予定)+ 刑法の体系(構成要件該当性,違法性,有責性)について
  2. 刑罰の目的
  3. 因果関係
  4. 不作為犯
  5. 故意
  6. 具体的事実の錯誤
  7. 抽象的事実の錯誤
  8. 過失犯
  9. 正当防衛➀(急迫性,防衛意思)
  10. 正当防衛②(相当性)
  11. 誤想防衛・誤想過剰防衛
  12. 緊急避難
  13. 被害者の承諾
  14. 安楽死

教科書

教科書は便宜上指定しているが,他のものでも構わない。基本的には下記「参考書」欄を参照。

  • 『一歩先への刑法入門』(特に総論部分)

    著者: 照沼亮介ほか

    出版社: 有斐閣,2023年

参考書

※教科書等は基本的に各自の手持ちのものを活用して貰えばよいですが,事前にMoodleで文献案内を掲示するほか,総論の講義を担当した際の該当回のレジュメを掲示しますので,併せて参考にして下されば幸いです。 ※いずれにせよ毎回判例を扱います。各自の能力,やる気にもよりますが,可能であれば,➀1審判決の段階から精読すること,②最高裁判例で調査官解説が存在する場合には挑戦してみることをそれぞれ推奨します(特に法曹志望者)。

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