文化芸術と法
法学部
LAW67210
コース情報
担当教員: 越智 敏裕
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水6
形式: オンデマンド授業+同時双方向型授業(Zoomなど)
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
10%
リアクションペーパー
10%
レポート
50%
小テスト等
30%
詳細情報
概要
文化芸術分野におけるわが国の法制を概観する。 文化芸術にかかる法政策は,観光,まちづくり,国際交流,福祉,教育,産業政策としての側面を持つとされる。本講では,諸法制の理解を前提に,全国各地の具体的な事例を踏まえつつ,文化芸術の創作,保護,享受,支援・活用の場面にスポットを当て,環境法・行政法研究者としての観点から,豊かな歴史と文化芸術を持つ国「日本」再生の糸口を探りたい。文化芸術は多種多様であるが,本講では,主としてアートの力を念頭に置きつつ,ハード・ソフトの両面から考察する。
目標
わが国の文化芸術分野における諸課題,これに対する法的取組の意義と限界について理解する。
授業外の学習
予習は不要。復習されたい。受講には最低限の法的素養があることが望ましく,かつ,2年次以降の履修を強く勧める。
所要時間: 240分
スケジュール
- 文化とは,芸術とは,アートの力,社会包摂など
- 文化芸術基本法と法体系,地方自治法,アームズ・レングス原則など
- 基本計画,連携6政策と関連法制,保存と活用の緊張関係など
- 文化財保護法①
- 文化財保護法②
- ミュージアムとは,博物館法,公の施設,PFI,指定管理者制度,学芸員制度など
- レビュー・セッション①(オンライン・リアルタイム授業)
- MLA連携,図書館法,劇場法など
- 生涯学習法,著作権法,障害者文化芸術活動推進法など
- 文化観光推進法,芸術祭,アーティスト・イン・レジデンスなど
- 歴史的建造物,廃墟,景観法,屋外広告物法,空き家法など
- 古都保存法,歴史まちづくり法など
- 文化芸術と条例,法の意義と限界,今後の展望
- レビュー・セッション②(オンライン・リアルタイム授業)
教科書
毎回レジュメに相当する資料を配布します。
参考書
書籍情報はありません。