法解釈基礎
法学部
LAW65000
コース情報
担当教員: 佐藤 結美
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
100%
詳細情報
概要
この授業では,主に憲法・民法・刑法といった1~2年生で学習する具体的な法律を題材として,条文の読み方と解釈方法,判例の意義とその読み方についての基礎的な知識について講義します。
目標
(1)具体的な法律の問題について,法的思考・論理的思考に基づいた結論を提示することができるようになること。 (2)学年が進んで法律科目の学習内容が難しくなる前に,法学の作法を身につけること。
授業外の学習
授業の後は必ず復習をして,疑問点をそのままにしないようにすることが求められます。
所要時間: 190分
スケジュール
- なぜ法解釈が必要となるのか,条文の言葉の意味
- 条文の解釈方法-1(総論1)
- 条文の解釈方法-2(総論2)
- 条文の解釈方法-3(複数の法分野を横断する事例1)
- 条文の解釈方法-4(複数の法分野を横断する事例2)
- 判例とは何か,裁判所の判断のどの部分が「判例」なのか,裁判制度の概要
- 判例の実務における重要性と拘束力,判例変更について
- 判例による有権解釈
- 判例による法創造
- 判例による違憲判断
- 判例・学説・立法の関係
- 憲法判例の読み方
- 民法判例の読み方
- 刑法判例の読み方
- 期末試験(期末試験期間中)
教科書
授業では六法を参照してください(どの六法でも構いません)。
『プレップ 法学を学ぶ前に(第2版)』
著者: 道垣内弘人
出版社: 弘文堂・2017年
『条文の読み方(第2版)』
著者: 法制執務用語研究会
出版社: 有斐閣・2021年
『判例の読み方』
著者: 青木人志
出版社: 有斐閣・2017年
参考書
書籍情報はありません。