環境刑法

法学部

LAW64200

コース情報

担当教員: 今井 康介

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木6

形式: オンデマンド授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

授業内期末試験

授業期間中

100%

詳細情報

概要

環境を保護するために,罰則が利⽤されることがあります。環境刑法は,環境保護のための罰則を対象とする学問です。本講義では,環境刑法を学ぶ上で不可⽋となる基礎的な知識を習得した後,環境刑法の各論的な問題の検討により,具体的なイメージをつかみ,それを踏まえて環境刑法が果たす任務や規制⼿法等の⼀般的・総論的な問題について検討を⾏うことにします。

目標

環境刑法の基礎理論を踏まえ(前提知識),環境刑法を理解する⼒をつけるだけでなく解釈論),環境罰則の⽴法技術や今後の規制等についても⾒渡せるようにすること(⽴法論)が最終的な到達目標です。

授業外の学習

環境問題は報道されることが多いため,受講⽣は受講期間中,テレビや新聞の報道を意識するようにしてください。本講義と関連する問題が発⽣しているかもしれません。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス,環境刑法とは何か︖,なぜ環境刑法を学ぶのか︖,環境刑法を学ぶとどのようなメリットがあるのか?
  2. 環境刑法の基礎理論①―刑罰の基礎理論―
  3. 環境刑法の基礎理論②―刑法総論・各論と環境刑法―
  4. 環境刑法の基礎理論③―公害罪法の失敗―
  5. 環境刑法各論①―水の保護―
  6. 環境刑法各論②―土壌の保護―
  7. 環境刑法各論③――動物の保護と管理――
  8. 環境刑法各論④―廃棄物・リサイクル規制について1―
  9. 環境刑法各論⑤―廃棄物・リサイクル規制について2―
  10. 環境刑法各論⑥―廃棄物・リサイクル規制について3―
  11. 環境刑法各論⑦―廃棄物・リサイクル規制について4―
  12. 環境刑法総論①―犯罪収益の剥奪の強化―
  13. 環境刑法総論②―環境行政と警察・検察,行政従属性,立法論としての環境刑法の保護法益論―
  14. まとめ,期末試験

教科書

テキスト指定はなしです。毎回の講義で,レジュメを配布します。深く勉強したい人に向けて,初回の講義時に,参考書類を紹介します。

    参考書

    • 未来世代の環境刑法1

      著者: 長井圓ほか

      出版社: 2019(信山社)

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